カテゴリ:ワイン会「Vin Gohan」 > Vin Gohan 開催の報告

先日、第81会Vin Gohan「ローヌ」を上本町「アヴォロンテ」で開催しました。

スイスのレマン湖を源流とするローヌ河。リヨンの南「ヴィエンヌ」から地中海に流れ出る手前「アヴィニョン」まで、約200kmにわたりローヌ河流域に広がるローヌ地方のワイン産地では、赤ワインの生産量が9割以上を占めます。

今回はざっくりとローヌ地方を南北に分け、大陸性気候で主にシラー単一品種で造られる「ローヌ北部」と、海洋性気候でグルナッシュを主体にブレンドの妙が楽しめる「ローヌ南部」を交互に飲み比べ、南北の特徴を知っていただくという内容でした。

今回も鳥取、神戸、貝塚など、遠方からもご参加いただき、また某有名鮨店の店主も参加され、グルメな話題が飛び交う、和やかで楽しいランチワイン会となりました。

ワインの状態・サーブともに我ながら満足。好き勝手させてくれた上本町「アヴォロンテ」さんに心より感謝します。

サンペレ "ボワゼ" 2011とコンドリュー "シェリー" 2011の白は前夜から抜栓していたので、注いだ直後からしっかり味が開いてました。どちらもポテンシャルを感じましたが、特にサンペレ。白身魚と野菜に良く合うマルサンヌというブドウ品種を、鮨屋のご主人に飲んでいただけて良かった。ちなみに好きな白ブドウ品種は、3位セミヨン、2位マルサンヌ、1位リースリング。

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今回、主催者側から見て良い会だった思えた理由として、皆さんのお好きなワインが分散されたこと。各アペラシオンを代表するワインを厳選したから当然かもしれませんが、どのワインも個性を十分に発揮し、飲み手の目利きも冴えていたからこそ。

Vin Gohan大阪はワイン上級者は少ないですが、皆さん食通、酒好きばかりなので、美味いもの見分ける嗅覚がすごい。理屈じゃないからこそ、やり甲斐を感じるし、私自身も発見が多いです。

そんな中、シャトーヌフデュパプしか飲まないという変態が一人おられました(笑)。緊張しながらお出ししたシャトー・カブリエールのシャトーヌフデュパプ "キュベプレステージ" 1988は素晴らしい熟成で、また参加したいとお礼のメールをいただき、ホッと胸を撫でおろしたのでした。「強いだけというローヌのイメージが払拭された、どれもエレガントで見直した」とメールくださった方もおられました。

ビュルゴーのシャラン鴨 カシス風味の赤ワインソース

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定員を超えたので急遽番外編で追加したコルビエール"ラ・フォルジュ" 2001。これがあるのとないのとでは大違い。樹齢100年以上のカリニャンとシラーが同比率のこのワイン、染み入るような深みがあり大変芳醇なのですが、羽毛のように柔らかでアルコールの重量感を微塵も感じさせない、それどころか、余韻に赤系果実の煌きさえ感じる、とても優雅なワインでした。これより格上のAOCフィトゥーでもなかなかこれほどの物はないと思う。ヴィンテージ、開けるタイミングも◎。ラングドックやルーションも、最近良い生産者が増えました。

そして今回の「お似合いで賞」もコルビエールが受賞。コルビエール×仔羊のトマト煮込み。カスレよりこちらで正解。こんなワインがビストロにおいてあったら極楽だなぁ。

2015-04-07

コート・ロティとエルミタージュをテーマにしたローヌ第二弾もいずれ企画しますので、お楽しみに!次回は「リースリング」をテーマに開催予定ですので、皆さんまた是非奮ってご参加くださいませ♪ お待ちしておりまーす!

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《ワインリスト》 ◇:白 ◆:赤
◇2011 Saint Peray Terres Boisees/ Alain Voge マルサンヌ100%
北部にあるコルナスとサンペレで有名な生産者。シャプティエの醸造責任者を迎え、2006年よりビオディナミ(天体・生態系に基づく有機農法)も実践。黄土が覆う石灰岩土壌。サンペレは白ワインのみ生産される地区。マルサンヌは円やかな風味と花のようなアロマを持ち、若いうちはエレガントだが実は長熟型。
 
◇2011 Condrieu "Chery" / Andre Perret ヴィオニエ100%
機械化できない険しい段々畑で、気難しいヴィオニエ種のみで造られる「コンドリュー」は、ローヌ地方のみならずフランスを代表する高級辛口白ワインの一つ。輝く黄金色、杏や桃を思わせる濃密な果実味と高貴な余韻は忘れがたいものがある。絶好の畑「シェリー」を所有し世界的な名声を得ているアンドレ・ペレは、コンドリューに新樽発酵を初めて取り入れた生産者でもある。
 
◆2011 Saint Joseph Les Larmes du Pere / Alain Paret シラー100%
サンジョセフはクローズエルミタージュに似ているが、優品はそれを超える。アラン・パレのワインはきめ細かで生き生きとした味わい。有機栽培、手摘み、低収量。
 
◆2004 Gigondas "Valbelle" / Chateau de Saint Cosme グルナッシュ主体
ジゴンダスは、南部においてシャトー・ヌフ・デュ・パプに次ぐ銘醸地。サンコムは500年続く名門で、1992年14代目ルイ氏が継いでからは各誌で高得点連発。ヴァルベールは同生産者の最高銘柄。
 
◆1996 Cornas Cuvee Vieilles Vignes / Alain Voge シラー100%
サンペレと同じ生産者。北部にあるコルナスの品質は、サンジョセフやクローズエルミタージュを凌ぎ、ごく一部の優品はエルミタージュに迫る。若いうちは頑強で熟成に10年はかかる。赤ワインのみ生産される地区。
 
◆2001 Corbires La Forge / Gerard Bertrand カリニャン50%、シラー50% 
「ラ・フォルジュ」は、コルビエール地区・ブートナックに位置する4haの畑で、小石と砂利が混じる粘土石灰質土壌。ラングドックからイメージする平地とは違い、険しい丘陵地帯で、土壌も痩せている。ラングドックのパイオニアとされるジョルジュ・ベルトラン、その息子ジェラール・ベルトランが手掛ける。
 
◆1988 Chateauneuf du Pape Cuvee Prestige / Chateau Cabrieres グルナッシュ主体
かつてローマ法王がこの地に別荘を建てたことに由来する「シャトー・ヌフ・デュ・パプ(法王の新城)」は、ローヌ南部を代表する高級赤ワイン(13種類のブドウ品種の使用が許される)。畑は大きな丸石で覆われているため、太陽の輻射熱でブドウは完熟し、低収量と相まってアルコール度数の高い凝縮したワインが生まれる。カブリエールの畑は、このアペラシオンでも最高の区画で、樹齢120年以上、収量は7hl/haと大変低い。伝統的なスタイル。






 

恵比寿にあった老舗ビストロ「シェ・アズマ」が、昨年改名して中目黒に移転した「ブション・プロヴァンサル」で、北海道産サフォークラムと味わう「ボルドー2004年特集」の会を開催しました。

第78回Vin Gohan「ボルドー2004年特集」
会場:中目黒「ブション・プロヴァンサル」
会費:22,000円 定員11名
ワインリスト
◇Ch. Larrivet Haut Brion Blanc 2006(レオニャン)
◇Ch. de Fieuzal Blanc 2000(レオニャン)
◆Ch. Giscours 2004(マルゴー)
◆Ch. Leoville Poyferre 2004(サンジュリアン)
◆Ch. Pontet Canet 2004(ポイヤック)
◆Vieux Ch. Certan 2004(ポムロール)
◆Ch. Conseillante 2004(ポムロール)
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 ボルドー2004年の印象を一言で表現するならば、意外かもしれませんが「一回り小さい1990年」でしょうか。

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3/6 Vin Gohan東京 「ボルドー2004特集×仔羊」はあと2名募集中です!

さて、先日購入した鮨のトレーナーを着て、阿倍野・北畠「松寿司」さんで「鮨×ワイン」会を開催しました。

なんと東京から3名、神戸・京都からもご参加いただき感謝感激!急遽、ブルックリン・ヴォルフのアウスレーゼ・トロッケン1990を追加させていただきましたよ。

さて、鮨とワインを愛してやまない自分としては、毎回でもやりたいテーマなのですが、鮨は一口勝負なのでワインを合わせるタイミングが忙しなく、主催者泣かせだったりします。

「ゆりさーん、これ何に合わせばいいんですか?」 
「あ、それはシャブリ!」
「シャブリもう飲んじゃった」
「ちょっと待って、今お注ぎしますから!」

てな具合に、ワインを持ってカウンターの後ろを往復しながら、自分も座ってちゃっかり鮨を堪能するという(笑)

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日時:2015年2月14日12時より
定員:9名 カウンター貸切
会費:14,500円
会場:「松寿司」TEL 06-6622-5723
大阪府大阪市阿倍野区王子町3-13-6

(1)☆Marguet P&F Brut Blanc de Noir NV(仏・シャンパーニュ)
(2)◇Manzanilla Papirusa Very Dry Sherry Solera Reserva / Emilio Lustau(辛口シェリー)
(3)◇2003 Chablis 1er Cru Mon de Milieu / Jean Paul & Benoit Droin(仏・シャブリ1級畑)
(4)◇1990 Riesling Auslese Trocken / Burklin Wolf (ドイツ・ファルツ)
(5)◆2012 Pistus Etna Rosso / I Custodi(イタリア・シチリア)
(6)◆1986 Corton Grand Cru Les Renardes / Lou Dumont(仏・ブルゴーニュ特級畑)

画像は左から順に(1)~(6)
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今回、「鮨×ワイン」が初体験だというご夫婦がおられたのですが、「参加するまでは半信半疑だったけれど、これほど合うとは思いませんでした」と後でメールをいただきました。

生の魚介は醤油をつけて刺身でいただくより、酢飯に乗せることでワインに合わせやすくなります。

鮨ネタにワインを合わせるコツを超大雑把に言いますと、

魚が持つグリコーゲンは死後、乳酸に変わりますが、鮪、ブリ、鯖などの回遊魚は特に乳酸の生成が多く、旨味が強くなります。鮨屋で出される握りの順序はこれを考慮したもので、平目・鯛などの白身→鰹・鮪などの赤身→鰤・鯖などの青魚 となるのが一般的です。それに対して合わせるワインはこういう流れが良いと思います。
リンゴ酸白~乳酸白→乳酸白~赤→赤
(赤字追記しました)

特に江戸前鮨が合わせやすい。ただし、ネタの熟成度合い、お店の仕事(ネタ、酢飯)によっても例外多数。

関西でいただく平目は東京の方々から歓声が上がるほどの旨さ。鮨にシャンパンを持ち込むなら是非お薦めしたい“ブラン・ド・ノワール”(1)と熟成シャブリ(3)を、松葉蟹と平目に合わせました。ブランドノワールは鮨に浅く広く対応でき、ガリにも◎

甘味のアミノ酸を持つウニには、残糖のある熟成した辛口リースリング(4)を。これは穴子にもOK。

さて、曲者の鯖ですが、以前「紫蘇をたっぷり添えた生鯖のカルパッチョ」にヴァッハウのグリューナー2004が素晴らしい相性を見せたのですが、今回も大阪風のバッテラで出していただいたので、(4)とよく合いました。こういう例外をみつけるのがマニアの楽しみでもあります。

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今回シェリーは保険のために用意しました(笑)というぐらい合わない魚介はないのです!鰯と小肌には綱渡りマリアージュは避けて、(2)のシェリーを合わせて一同納得。

鮪のヅケとトロにはシチリア赤(5)が狙い通りバッチリ。今回、ブルゴーニュ赤の86(6)が予想を裏切って元気だった為、鮨には難しかったけれど、もっと柔和なものなら小肌とブリにも合わせられます。今回ブリにはシャブリを。

そして巻物で海苔の風味を加味すれば、ブルゴーニュにぐっと寄り添います。予めリクエストしておいた巻物2種で検証したところ、強かったピノ(6)もネギトロ巻に、シャブリ(3)も鯖の巻物に無事合わせられ、めでたし、めでたし。

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達成感と共に、山椒をふった大阪の赤出汁でホッと一息。

「松寿司」さん、ツマミも美味しいし、ワインにもご理解あるし、居心地良くていいですよ。ご参加のご夫婦も再訪するとお気に召した様子。

まだまだこんなもんじゃ網羅できないほど奥深い「鮨×ワイン」のマリアージュ。皆さんもどうぞお試しあれ♪

というわけで次回もどうぞお楽しみに!

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ワインリスト(☆:泡、◇:白、◆:赤)
(1)☆Marguet P&F Brut Blanc de Noir NV(仏・シャンパーニュ)
マルゲは1870年からブドウ栽培を始め、1905年からシャンパーニュを販売。現在5つのグランクリュ村と、エペルネに自社畑を所有。畑:レイク・リリー・ラ・モンターニュ、クミエール、マレイユ・シュル・アイ村のプルミエ・クリュ50%、エペルネのセカンド・クリュ50%。ドザージュ:8.5g/L。酵母と共に2年の瓶内熟成。品種:ピノ・ノワール70%、ピノ・ムニエ30%
 
(2)◇Manzanilla Papirusa Very Dry Sherry Solera Reserva / Emilio Lustau(辛口シェリー)
1896年創立のエミリオ・ルスタウ社はスペイン屈指のシェリーメーカー。マンサニージャ・パピルーサは、海沿いの街サンルカール・デ・バラメダで造られるフィノのこと。潮の香り爽やかでシーフードと相性抜群。アルコール度数15%、品種:パロミノ100%
 
(3)◇2003 Chablis 1er Cru Mon de Milieu / Jean Paul & Benoit Droin(仏・シャブリ1級畑)
ドロワン家は1698年から続く旧家で、5つの特級畑と8つの一級畑を所有。南向きのモン・ド・ミリューは多彩なアロマを持ち、ミネラル感溢れる高品質な一級畑。平均樹齢45年。品種:シャルドネ100%
 
(4)◇1990 Riesling Auslese Trocken / Burklin Wolf (ドイツ・ファルツ)
フランスと違いドイツはブドウの完熟度でワインを格付けする。このワインは、通常甘口ワインになる遅摘みの上級クラス"アウスレーゼ"を辛口に仕立てたもので、厚みのあるボディと粘りのある酸を持ち、熟成を経てより複雑に。バッサーマン・ヨルダン、フォン・ブールと並び「ファルツの3B」と呼ばれるトップクラスの醸造所。品種:リースリング100%
 
(5)◆2012 Pistus Etna Rosso / I Custodi(イタリア・シチリア)
シチリアと言えばネロ・ダーヴォラ種から造る濃厚な赤をイメージするが、寒暖差のあるエトナ火山で栽培されるネレッロ・マスカレーゼ種の赤はエレガント。畑はエトナ山北側の海抜650mのカスティグリオーネ・ディ・シシリアに位置し、土壌は砂地で豊富なミネラルを含む酸性の火山性土。手摘み収穫したブドウを全房破砕し、コンクリートタンクで発酵・熟成(9ヶ月)。ラズベリーや花の香り。果実味、酸味、タンニンのバランスが良い。
品種:ネレッロ・マスカレーゼ80%、ネレッロ・カップッチョ20%
 
(6)◆1986 Corton Grand Cru Les Renardes / Lou Dumont(仏・ブルゴーニュ特級畑)
ルー・デュモンは、日本人醸造家・仲田晃司氏のネゴシアン(酒商)。ワイン買い付けのために生産者を訪ね歩き、地道に探した蔵出し古酒の中から、コストパフォーマンスの良いものだけを厳選した"レア・セレクション"シリーズ。品種:ピノ・ノワール100%
 
 

昨日は、代々木公園「ル・ボヌール」を貸切で、第77会Vin Gohan東京「メゾン・ジョセフ・ドルーアンとマグナム2種」を開催させていただきました。

この日、実は自分の誕生日でもあり、内緒にしていたのですが、シェフがケーキを用意してくださり超感激!どさくさ紛れに、皆さんにお祝いしていただきました。おかげさまで素敵な誕生日になりました。ありがとうございました!

もぉ、ピースが古くさいなぁ(笑)

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日時:2015年1月22日(木)19:30より
会場:ル・ボヌール http://www.le-bonheur.biz/
TEL 03-3467-6161 代々木公園駅徒歩3分
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-20
会費:24000円 定員11人
ワインリスト(☆:泡、◇:白、◆:赤)
☆Pol Roger Brut Reserve NV 1500ml
◇Chablis 1er cru Montmains 2011 / Drouhin Vaudon
◇Chablis GC Vaudesir 2011 / Drouhin Vaoudon 
◆Chassagne Montrachet 1er Cru Clos Saint Jean 1997 / Paul Pillot 1500ml
◆Clos de la Roche 1983 / Maison Joseph Drouhin
◆Bonnes Mares 1983 / Maison Joseph Drouhin

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以前ワイン会で、お出ししたジャンポール・ドロワンの「シャブリ・ヴォーデジール1997」と鴨が好相性で、料理におけるシャブリの懐の深さを思い知りました。今回のドルーアンのヴォーデジール2011年も、樽香に負けないふくよかなボディー(最良の区画を所有)と、充実した液体(収量制限による)を、この若さで味わえることが出来、つくづく2011年は買いだなと思いました。

「ル・ボヌール」が初めての方には、定番「雲丹のカクテル」を。海老の出汁が濃厚なコンソメジュレは、ちょっとその辺の店のとは違うんです。
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お隣さんが食べかけのところを失礼ながら撮影。来店二回目の方には、厚岸の牡蠣、雲丹、蟹にジュレをかけたものをシャブリと。

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ボルドー2009のマグナムを買いすぎて、途方にくれている私ですが、やっぱりマグナムやめられない。ポール・ピヨのシャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ クロサンジャン1997は、後味にミネラルが存在感を残していきますが、まろやかで旨味があり、表情が実に豊かで、その後のグラン・クリュと並べても引けを取りません。

鯛のポワレと

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さて、待ち焦がれたシャンボール側に所有するドルーアン自社畑の「ボンヌ・マール1983」はもう流石としか言いようがない。ムスクの香り全開で、83の鉄っぽさと合わさり、くらりと目眩を覚えるほど妖艶。けれど、味わいは筋肉質でジビエ向き、メインの「北海道産網獲り真鴨のロティ 内臓のパイ包み」と最高のマリアージュを見せてくれました!

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最高の誕生日でした!皆さんいつもありがとうございます!

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次回は3月初旬に開催を予定しております。春といえばボルドーの味わいが柔らかく花開く季節。早くから親しめる2004年特集で、豪華シャトーが勢揃い。春を存分に感じていただける料理が登場です!どうぞお楽しみに!

 
メゾン・ジョセフ・ドルーアンについて
ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに1880年創業の名門ワイナリー。ワインオークションでも有名な慈善病院「オスピス・ド・ボーヌ」に自社畑を寄贈したことでも知られる。ブルゴーニュ大公とフランス国王(12~18世紀)のカーヴ、およびシャブリのヴォードン水車小屋(18世紀)を社屋として徐々に規模を拡大。130年以上もの間、家族経営にこだわり、創業から受け継がれるテロワールへの信念を守り続ける。現在は四代目の四兄弟が運営。現社長のフレデリック氏は、ブルゴーニュ・ネゴシアン連盟の会長も務める。
ブルゴーニュ全域に持つ74.6haの自社畑は、シャブリ37.8ha、コート・ドール33.6ha、コート・シャロネーズ3.2haから成り、その9割を一級畑と特級畑が占める。1976年から除草剤などの化学薬品は一切使用せず、1988年からビオロジックへ転換。やがてコート・ドールからシャブリへとヴィオディナミ農法を導入していく。
三代目のロベール氏は、フィロキセラと戦争で荒廃したシャブリの地に、いちはやく可能性を見出し、最高の区画を購入。同社がシャブリを発売してから40周年を迎えた2008年ヴィンテージより、シャブリは「ドルーアン・ヴォードン」のブランドに集約。
 
(1)Pol Roger Brut Reserve NV 1500ml
ルミュアージュ(動瓶)を手作業で行う数少ないハウスの一つ。地下蔵はエペルネで最も深く低温。その品質は元イギリス首相チャーチル氏を虜にし、2004年には英国王室御用達に任命されるなど、国際的に高い評価を得ている。「ブリュット・レゼルヴ」は一番絞りのみを使用。マストを清澄した後、厳密に温度管理をしたステンレスタンクにて発酵(木樽は使用せず)。地下蔵で最低3年間熟成。ドザージュ9g/l。ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ同率。
 
(2)Chablis 1er cru Montmains 2011 / Drouhin Vaudon
所有する畑の中で最北に位置し、絶好の立地条件。早くから円やか。所有畑:1.7ha、平均樹齢:28年
「いかにもシャブリらしい、フレッシュで真っ直ぐなワイン。色調はクリスタルのように輝きのあるグリーンがかった淡いイエローで、柑橘類や白い花などの複雑でミネラルな香りがある。口当たりはシャープで、厚みとミネラルのバランスが取れ、柑橘類やアスパラガスやアーティチョークなど植物的なニュアンスなど多彩な香りがある。ほのかに海の香りも。」HPより
 
(3)Chablis GC Vaudesir 2011 / Drouhin Vaoudon
7つの特級畑の中で最大のヴォーデジールは、豊満で調和がとれ完成度が高い。北部が真南、南部が南西向き。所有畑:1.4ha、平均樹齢:30年
「食事に合わせるよりもアペリティフとして単独に味わいたい珍しいタイプのワイン。色調はグリーンがかり、クリスタルのような透明感がある。アロマは新鮮な花と果実にコリアンダーのスパイスが重なる。味わいはエレガントで個性があり香り豊かで調和が取れている。グラン・クリュらしい豊満さとキンメリジャン小石由来の磯の味わい。余韻は素晴らしく長く、しかも複雑。」HPより
 
(4)Chassagne Montrachet 1er Cru Clos Saint Jean 1997 / Paul Pillot 1500ml
1968年から続く家族経営のドメーヌ。シャサーニュをはじめとする13haの畑を所有。除草剤、殺虫剤不使用、収量を制限し丁寧な畑仕事でテロワールを引き出す。「クロ・サン・ジャン」はピヨ家の自宅前に広がるドメーヌを代表する一級畑。1.2haにシャルドネを1haにピノ・ノワールを植えている。
 
(5)Clos de la Roche 1983 / Maison Joseph Drouhin
 
(6)Bonnes Mares 1983 / Maison Joseph Drouhin
モレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニーの2つの村に跨る特級畑。同社の区画はシャンボール側にあり、ルイ・ジャドと並ぶ優れたボンヌマールを生み出す。所有畑:0.23ha、平均樹齢:41年

ここんとこ大阪もグッと冷え込んでおります。この時期になると代謝が衰え胃腸が弱るので、長年習慣にしている週二回の水泳に加え、毎朝10分のウォーキングも始めました。スッピン顔で、お尻プリプリ競歩なみのスピードウォーキングなので、こっちに向かってきたらコワイでしょうねぇ。

さて、先週末はVin Gohan大阪の皆さんと忘年会でした。南大阪にお住まいの方が多いので、会場に選んだのは藤井寺「鳥鳥」。新鮮な鶏の刺身と串焼き、そしてこだわりのワインと日本酒を取り揃える夢のような焼き鳥屋さんです。DRCも置いてらっしゃるとか。

参加者のお一人からご要望をいただいてたので、今回、お薦め家飲みワイン、お薦めワイン教本、お薦めネットショップを皆さんにまとめてご紹介させていただきました。年末年始のお買い物にお役立ていただければと思います。

というわけで、今回もしっかりマリアージュをお楽しみいただきました。

まずは新鮮な鶏刺し(レバー、砂ずり、こころ、ササミ)に合わせて、福島「寫樂(しゃらく)」純米吟醸 火入れを、兵庫県産(播州)の山田錦と愛山で米の味わいを比較。

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山田錦は華やかな吟醸香を持ち上品で綺麗、愛山はふんわりとした甘味に奥深い米の旨味がある。火入れなので料理にとてもよく合う、鶏には特に愛山。

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モモのタタキにも抜群
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串焼きには小さなサプライズが仕込まれてあり、思わずニンマリしたのがこちら「半熟味付けウズラ煮玉子」。これがお店で注文したスパークリングとヤバ旨!さすが、蕎麦つゆにも必ずウズラ卵を添える大阪ならではの逸品。

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さていよいよワインの出番。今回、焼き鳥に合う赤ワインを二本持ち込ませていただきました。

まずは黒七味をかけた背肝の炭火焼きに合わせて「クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ド・タラベール1995/ポール・ジャブレ」。牛ハラミに対抗できるのは鶏の背肝と思っています。

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“ふんわりつくね” “セセリのネギぽん”などに合わせて「テヌータ・マルケーゼ・アンティノリ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ1997/アンティノリ」。このワインはタレ焼きにもOK。“ふんわりつくね”には、これまた山芋をしのばせてあり超フワフワ~。

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和食と中華に万能なキャンティ・クラシコにどっぷりハマリ中。炭火焼・鶏赤モツ・黒七味にはサン・ジョセフもお薦めです。

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次回のVin Gohan大阪もどうぞお楽しみに!
開催告知メール配信ご希望の方は下記までお気軽にどうぞ。
yuri*vingohan.com(*を@に変えて送信してください)
ちなみに前回はこんな内容で開催しました。

鳥鳥(ちょうちょう)
TEL 0729-37-3117
大阪府藤井寺市御舟町2-37



 

遠方の方が結構多くて、今回ご都合が合わず少人数からスタートした「第一回Vin Gohan大阪」でしたが、お陰様で大変盛り上がりました。

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ワイン会の後、いつもいろんな嬉しいメールをいただくのですが、今回は川柳を詠んでくださった方がいたのでご紹介させていただきますね。奥様と参加してくださったYさんからのメールです。産経俳壇によく掲載されている常連さんらしいです。

先日は大変楽しいひと時をありがとうございました。
長い間人間をやってきまして、毎回毎回おいしいワインを夫婦そろって頂く至福が、この上ない幸せです。
説明を受けながらワインを頂いている時は、なるほどと思いながら、覚えておかねばと思いながら、でも飲み終わったら申し訳ありませんが、記憶には全く残っていません。
でも舌先から、舌の上から、舌の奥から、味わったワインの味は、根っからの酒のみですのでよく覚えています。
お料理も美味しかったです。
次はお寿司とか・・・すごい期待しています。
和食に合う美味しいワインをご紹介ください。
 
オスピスの1983年は、これまでに味わったことのない深い深い味わいがありました。深いけど重くない、なんとも言えぬ味わいでした。
 
古酒ワイン澱が語っているドラマ
古酒ワイン静かに澱が語りだす
古酒ワイン歴史の深いふかい味
育んだ真っ赤な愛がルビの彩
 
ありがとうございました。

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会の直前に急きょ、オリが大量に沈殿した透き通るルビー色の「オスピスドボーヌ キュベ・モーリスドルーアン83」に変更したのですが、素晴らしい熟成に皆さん一番感動されていました。個人的にはサヴィニーのセルパンティエール97が、しなかやで、ベリーやミネラルの風味に、ムスクや出汁が合わさり、今まさに五感を喜ばせる熟成ピークにあると感じました。白も狙い通り、時間内に最大限の個性を発揮してくれ、いろんなご意見が飛び交いました。

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◇Rully 1er Cru Clos Saint Jacques Blanc 2010 / la Folie
(リュリー 一級 クロサンジャック2010 / ラ・フォーリー)
ラ・フォーリーはリュリー村のトップ生産者で、現当主で五代目。この畑はドメーヌのモノポール。レモンの香りと気品があり、コート・ドールの白と比べても遜色ない。

◇Chassagne Montrachet 1er Cru Les Chaumees 2011 / Jean Noel Gagnard
(シャサーニュ・モンラッシェ 一級 レ・ショーメ2011 / ジャン・ノエル・ガニャール)
シャサーニュ・モンラッシェ村で1632年から続く由緒ある家系で、ジャン・ノエル・ガニャール氏が両親から受け継ぎ1960年からスタート、1989年から娘が継いでいる。モンラッシェ系の白ワインでは屈指の生産者。一級畑ショーメからエレガントなワインが生まれる。

◆Savigny le Beaune 1er Cru Serpentiers V.V. 2009 / Michel & Joanna Ecard
父のモーリス・エカールが引退し、所有する畑の3/4を手放したが、残りの畑を息子のミシェルと妻のジョアンナが引き継ぎ、2005年からワイン造りをスタート。歴史は浅いが2009年は当たり年で素晴らしいワインが出来た。

◆Savigny le Beaune 1er Serpentiers 1997 / Maurice Ecard et Fils
個人的にお気に入りのドメーヌで、引退した今、希少な一本となった。テロワールの強い風味を持つサヴィニー・レ・ボーヌ村の中で、最も香り高く繊細な一級畑。17年の熟成を経てようやく、その個性を発揮。

◆ Hospices de Beaune Beaune Cuvee Maurice Drouhin 1983
1443年創設の「オスピス・ド・ボーヌ」は、病人や貧しい人のための慈善施療院だった。創設者である大法官ニコラ・ロランとその妻が、寄付したぶどう畑から出来たワインを販売し運営費に充てた。1851年からは今日のオークション形式に変わり、慈善事業だけではなく、その年のワインの出来を見極める行事でもある。
こうした特殊な競売ワインのため割高だったが、1977年にアンドレ・ポルシュレが醸造長に就いてからは、目覚しく品質が向上(1987年にドメーヌ・ルロワに移るが)。ラベルはオスピス特有のデザインで、各寄進者ごとのキュベになっている。

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シェ・ヒロの料理も大満足でした。次回もどうぞお楽しみに!
なお、開催のお知らせメールをご希望の方は、下記までお気軽ご連絡くださいませ。
yuri*vingohan.com(*を@に変えて送信してください)

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!


 

先日、Vin Gohan 『熟成ナパと山カベ』 を神田「ヴィラドゥーエ」で開催させていただきました。

【ワインリスト】 定員11名、会費21,000円
☆泡
◇RIDGE Chardonnay Napa Valley 1986
◆RIDGE Monte Bello 1999
◆PAHLMEYER Proprietary Red 1991
◆MOUNT EDEN Cabernet Sauvignon Santa Cruz Moutains 1992
◆CHATEAU MONTELENA Cabernet Sauvignon Estate 1990
◆STAG'S LEAP Cask 23 1991
●RIDGE Geyserville Zinfandel 1994

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お店には一ヶ月前に預かってもらい、オリ下げも十分にしていただきました。当日の昼には抜栓しておいてもらい、サーブの直前に、赤は全てデキャンティングしていただきました。

おかげで、グラスに注いで3口目ぐらいでもうピークに達する状態にまで開いており、最高の状態で比較できたのではないかと、皆さんの喜ぶお顔を見て思いました。

さすがワイン会を数多くこなしてらっしゃるヴィラドゥーエさん、シャルドネの古酒に至るまで供出温度も完璧。料理は奇をてらったものではなく、ワインをそっと引き立ててくれるものだから、いつもリラックスしてワインに集中できます。

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さて、今回の主役であるリッジ・モンテベッロを先にお出ししたのは、若く長熟なのでゆっくり変化を見守っていただくため。パルメイヤーも同時に注いだのですが、それを飲み終わる頃だったでしょうか、強い収斂性しか感じなかったリッジが鎧を脱ぎ、驚くほど劇的に変身したのです。

ナパのパルメイヤーは、細見で繊細でボルドー的なスタイルの1991年。輪郭はか細いけれど、どこまでシルキーで優しく撫でるように口内を広がる。ブルゴーニュ好きにウケたほど心地良いワインでしたが、山カベ(サンタクルーズマウンテン)のモンテベロ1999を飲んだ瞬間、ナパヴァレーのワインがいかに舌に温かいかがよく分かりました。

モンテベロはひんやり冷たい眼差し、見事な骨格と体躯で毅然と佇む様はまさにボルドーグランヴァン。いや、甘味と旨味もしっかり乗ってるので、当たり年のボルドーしか太刀打ちできないかも。そしてグラス一杯のワイン会で、このポテンシャルをしっかと見届けられて本当に良かった。抜栓のタイミング大事。

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同じく山カベのマウントエデン1992はリッジと味覚の方向性はよく似ており、より濃密で大きく感じました。リッジも立体的でしたが、こちらはもう球体の域。ウマ過ぎてヨダレが止まらない。 今まさに飲み頃絶頂。

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今回、山カベの素晴らしさを再確認したと同時に、シャトー・モンテレーナの底力を見ました。このワインはけして大柄ではないけれど、自根のせいか、かなり長熟で、時間内に開いたことがなかったのですが、ついに正体を現しました。

舌に暑さを感じるけれど、重心が低く、底からぐおーんっと突き上げる凄いエネルギー。アーシーでワイルドで噛みたくなるほど美味い液体。ああ、モンテリーナ買いまくろう。

モンテリーナに対抗するにはスタッグスリープの筋肉質な「SLV」にすべきでしたが手に入らず「Cask23」を。このワインは、男性的な「SLV」と、女性的な「Fay」の最上区画をブレンドした同社最高銘柄ですが、ヴィンテージも相まってチャーミングで甘やか。後半には酸も上がってきて表情豊かに。

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今回お好きな二本を皆さんに伺ったところ、まず口を揃えてモンテリーナ。あと一本はリッジとマウントエデンに分かれました。意見が分かれるということは、良い会だったということ。どこまでも前向きな主催者なのでした。ちなみに、単一畑でないシャルドネも、樹齢130年のジンファンデルも良い熟成をしており、自分の中でカリフォルニアにおけるリッジの存在がさらに強固なものとなりました。

ヴィラ ドゥーエ 
TEL 03-5298-1453
東京都千代田区鍛冶町1-9-11 石川COビル B1F







 

 

昨日、第75回Vin Gohan「飲み頃絶頂ブルゴーニュ」を、代々木公園「ル・ボヌール」を貸切で開催しました。以前何度か伺い、魚介料理がとても印象的だったので、いつかこちらで魚介しばりのワイン会を開催したいとずっと思っていたのがやっと実現しました。

ワインもすべて状態良く、数人からお礼のメールも頂戴しました。

☆Cremant de Bourgogne NV / La Maison du Cremant
○2004 Meursault 1er Charmes / Pierre Matrot
○2004 Puligny Montrachet 1er Pucelles / Bouchard P&F
○1999 Meursault 1er Clos des Perrieres / Albert Grivault
○1997 Chevalier Montrachet / Bouchard P&F
●1978 Chambolle Musigny / Pernot Fourrier
●1978 Morey St. Denis 1er Les Sorbets / B.Serveau
定員11名、会費2万円 

クレマンに合わせて「秋刀魚とバジルトマトのタルティーヌ オリーブ、サワークリームと」

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人当りソフトで、飾り気のない竹内正人シェフ。 料理について多くを語らないし、今回のメニューについてもサラッと口頭で告げられただけ。ところが、一つ質問したらどうでしょう、出てくる出てくる魚介料理への強いこだわりと熱意。やはり!!

でもそれを聞いたのは随分後になってからのこと。言葉はそれほど重要でない、皿がすべてを物語るんだなって思いました。

当たり年の豪勢な一級畑に合わせてリクエストしたのが、同店の名物「雲丹のカクテル」。

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ひと昔前はよく見かけたこの料理、今は出す店も少なくなりましたが、やっぱりブルゴーニュブランには最強です。この店は他の料理にも大量に海老を用いるため、海老のコンソメジュレが超濃厚。海老を煮出す時に、ベルモット、ブランデー、ペルノーの他、甘味を引き出す、ある秘密をこっそり教えてくださいました。京人参のムースと濃厚ジュレをすくい上げ、雲丹を絡めて口の中へ。ブシャールのピュリニー・モンラッシェ 1er ピュセル2004を一口飲めば、カラーンコローンと教会の鐘が鳴り響く。

シュヴァリエ・モンラッシェから熟成赤に移るタイミングで、リクエストしておいたのが、私がこの店で一番好きな料理「燻製穴子と帆立のテリーヌ」。ターメリック、クミン、コリアンダー、キャラウェイなどのスパイスと燻製香が、何とも言えない旨味を素材から引き出す。帆立と穴子の出汁で炊いた黒米と。これにはシャンボール・ミュジニー1978があっとビックリ電撃結婚。

アマンドグリエの香ばしい風味、甘塩っぱいほどのキレ味を持つシュヴァリエには、添えてある帆立の半生ソテーの焦げと。

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こんな凄いメインがあることもシェフは直前まで話さないので、静々と持って来られた時にゃ、のけぞりましたよ。逆に私は事前に大風呂敷広げ過ぎて自滅するタイプなので見習おう。

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「銚子沖で獲れた3.2kgの平目のパイ包焼き」。平目のムースと、セップ茸とマッシュルームのデュクセルを包み、平目のダシとセップ茸の濃厚ソースを添えてあります。

こういう旨味の強い料理には当たり年に限ります。そして繊細な平目には、タンニンが丸く果実味が和らいだ古酒であれば尚良し。セルヴォーのモレサンドニ1erソルベ1978はまさに飲み頃絶頂。

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ああ、ワイン飲みにはたまらないフレンチ。ポーション大き目なので、男性からは好評でしたが、女性の方は減らしてもらうことをお薦めします。「ル・ボヌール」で魚介しばりのワイン会、皆さんも是非お試しください。

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TEL 03-3467-6161
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-20 代々木公園セレナビル1F





 

先週開催したワイン会、【第74回Vin Gohan「ルイ・ジャド」@ターブル・オギノ】のご報告です。

池尻大橋の人気フレンチ「オギノ」の系列店であり、シャルキュトリーをはじめ豊富なフレンチデリがテイクアウトできる代官山「ターブル・オギノ」。店頭には美味しそうな惣菜がズラリ。

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二階にはイートインできるスペースがあり、今回はそこを貸し切りさせていただいてのワイン会でした。駅近の、このスペースを独占できるなんて、ちょっと贅沢でしょ。奥にもテーブルがあり作業もしやすいです。リーデルのグラスを12脚お借りして、24脚を搬入。

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いやぁそれにしても参加者一同、度肝を抜かれましたよ。ターブルオギノの太っ腹さに。

とてもじゃないけど食べきれない!!

サービス精神旺盛な大阪でさえも、こんな飲食店は恐らくないと思う。下記の画像、普通の皿に見えますが、すべて50~70cm皿ですから。自分がちっぽけに思えましたね。

期待していた、一番大食いの肉食男子が、この日に限ってステーキランチを食べてきたと。ダメよ、ダメダメ!甘く見てましたね、ターブル・オギノを。

20人のパーティーでもいけそうな豪快な量に終始圧倒されっぱなしですが、どれも丁寧な料理で二度ビックリでした。

まずは20年熟成のクレマンダルザスに合わせて下記の前菜が並びましたが、普通はこの時点でご馳走様となる満足度と量。

グージェール
ガスパチョ
自家製ベーコンと自然栽培野菜のサラダ 温泉玉子添え
野菜とソーセージ 二種類のキッシュ
カレー風味のマカロン
パテ・テリーヌの盛り合わせ

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「野菜の重ね焼き」
上げ底ナシのぎゅうぎゅう詰め。野菜の甘味がたまらない。

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「ハチノスのトマト煮込み」
このスプーンがお玉なみの大きさ。
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「ブーダンノワールとソーセージ」
どちらも主役級の美味しさですが、この辺りで意識が遠のき始めました。

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「ブルターニュ産鴨のコンフィ」
わかるかなぁ、わっかんねぇだろうなぁ。この皿の大きさと量。鴨を目で食べたのは初めてです。

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以上の料理が一人6,000円というから驚き。下記のワインを含め、会費一人15,000円。

1. Seppi Landmann Cremant d'Alsace Brut Vallee Noble Millesime 1993 ×2
2. Beaune 1er Cru Bressandes Blanc 2003   (Gagey)
3. Beaune 1er Cru Greves le Clos Blanc 1990 ( 〃  )
4. Champ de Cour 2005
5. Clos du Grand Carquelin 2005 (Gagey)
6. Chatau des Jacques 2009
7. La Roche 2009
8. Clos de Rochegres 2009
9. Savigny Les Beaune Clos es Guettes 1997 (Gagey)

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ブルゴーニュの名門「ルイ・ジャド」社が、ボジョレー地区ムーラン・ナ・ヴァン村で最も歴史あるドメーヌ「シャトー・デ・ジャック」を1996年に購入、5つの個性的な畑を、それぞれ単独で醸造しています。
 
通常ボジョレーのワインは、マセラシオン・カルボニック(or セミ・カルボニック)という醸造法を用いますが、ここではコート・ドール地区のピノ・ノワールと同様に、除梗し開放桶に入れ、櫂棒で突きながら醸し発酵させています。これにより一般的なボジョレーとは一線を画す、力強く長熟なワインが生まれます。

シャトー・デ・ジャックのワインを目隠しで飲んで、誰がガメイと答えるでしょうか。5時間前に抜栓して何とか間に合ったほどの大物ですよ。急きょ、飲む順番を入れ替え、線の細い2005年を、凝縮した甘い2009年より先に飲んでいただきました。

2005年はどちらも繊細でしなやか。グラン・カルクラン2005はフランボワーズやキルシュが香り、骨格と弾力、重心がやや低めでピノのような艶があります。前半、グラン・カルクランの方が良いと思ったのですが、時間と共にシャンドクールのフィネスに魅了されていきました。

シャンドクール2005は、微かにパフューム香、清涼感がありタンニンも細やかでスルスルと流れていく。心地いい舌触りとは裏腹に、冷たく無機質で媚びない美しさがあり、花崗岩土壌の特徴がよく出ていました。

シャトー・デ・ジャック2009はいわば村名。今、一番飲み頃で甘く柔らか、「一番好き」と答えた人もいました。

ラ・ロッシュ2009はスミレや桃のコンポート、注ぎ立ては非常に硬質でしたが、時間と共にミネラルが旨味を引き出し、なんとも言えない蠱惑的な味わいへと変貌。

ロシュグレ2009の厚みと粘性、スケールは、ジュヴレ・シャンベルタン一級畑と見紛うほど。鉄っぽくワイルドで、ガメイだと思ったら笑えてきた。数十年熟成したら一番化けるのは間違いなくこのワイン。でも現時点で一番素晴らしいのは、シャンドクールとラ・ロッシュかな。

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という訳で、皆様ご参加誠にありがとうございました。

次回は10月30日「熟成カリフォルニア」で開催します!今年の締めくくりに相応しい内容です、どうぞお楽しみに!まもなく告知致します。

ターブルOGINO 代官山本店
東京都渋谷区代官山町14-10 Luz代官山1F-2F
TEL 03-6277-5715  






 
 

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