2014年09月

まいど!!

ブログご無沙汰してすいません。引っ越しがようやく落ち着きました。

東京の自宅を出る際、大型の家具をかなり処分して来たのですが、それでも大阪の借家に荷物が収まりきらず、ダンボール箱に埋もれて途方にくれておりましたが、ようやく片付きました。

大阪市の北と南、どちらに住むか相当悩みましたが、とにかく静かで緑のある環境をと、大阪市阿倍野区に古くからある高級住宅街に住まいを決めました。阿倍野(天王寺)を渋谷に例えるなら、そこから電車で5分のこの場所は松濤でしょうか。

近くには中学校と高校、公園がいくつかあり、鳥の鳴き声で目が覚めるほど長閑です。よくこの駅を通って祖父母の家に行きましたが、住んでみると改めてこの場所が大好きになりました。

阿倍野から我が家の最寄り駅までチン電で5分ほど。あべのハルカスも見えてます。

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そして阿倍野区を選んだもう一つの理由は、阿倍野の近鉄百貨店の生鮮食品、とりわけ魚介の品揃えがピカイチだから。昨日も売り場に並んだ魚介を見て大興奮!明石のタコや鱧が生で売ってるし!悩んだ末、昨日は和歌山の沖サワラを刺身にして純米酒と。シアワセ~♪

関西といえば、和牛と白身魚。和牛は苦手なので買わないのですが、街の至るところに和牛専門の肉屋があるのにはカルチャーショックでした。鶏や豚、野菜も地場のものが入るので鮮度が良いし、何といっても安い。この一週間、大阪の物価の安さには驚きっぱなし。

白身魚の種類の豊富さは、すでに数軒の居酒屋で体験済み(もう飲み歩いとんかい)。

何が何でも行きたい和食と鮨屋が10軒ぐらいあるので、友達はいないけど、とりあえず一人で行ってみようかと。まぁ大阪は、カウンターのお客同士がすぐ仲良くなるから、それもまた楽しいかもしれない。

うちの近所に「蜻蛉(かげろう)」や「日本料理 乃上」という美味しい和食もあり、さっそく両親を連れて行ってきました。これからしばらく親孝行もしようと思います。

自転車で10分ぐらい行けばシャープの本社、さらに行けば長居公園があります。長居公園近くの銭湯で着替えて走る人を「銭湯ランナー」と言うらしい(笑)ちなみに長居公園は15周でちょうど42.195kmなんですって。

先日、うどんの名店「ゆきの」が大行列だったので「蕎麦切り大城」へ。こちらも満席で待たされたけど、美味い蕎麦屋が近所にあることがわかり、ひとまず安堵。

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まだまだ周辺の小さな発見に胸躍らせる毎日ですが、今後のブログにご期待ください!


いよいよ週明けに引っ越しが迫ってまいりましたので、東京からの最後の投稿とさせていただきます。

先週末、ペリエ・ジュエの豪華シャンパンと共に開催された「ルグドゥノム・ブション・リヨネ7周年記念特別ディナー」に参加してきました。右がシェフのポコさん。

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神楽坂にも行っておきたいなぁと思っていたところに、まさか、東京で好きなフレンチベスト5に入る神楽坂「ルグドゥノム・ブション・リヨネ」のこんなイベントに参加できるなんて。誘ってくれたSさん、本当にありがとう!おかげで素敵な思い出ができました。

ジェロボアムとマグナムのシャンパンサーベルを見守る参加者。

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ほな、行きますよ~
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シュポッ!
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お二人ともデカボトルが似合いますね。

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食堂を思い描く“ブション”という店名から想像できない料理が繰り広げられました。料理にはすべてフランス スチュリアの熟成キャビアを使用。そしてキャビアとの相性はヴィンテージシャンパンにこそ発揮されます。

「カニとパクチー、燻製した自家製アンデュイユとキャビア」
グランブリュット ジェロボアムNV ジェロボアム
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「ウイキョウのピュレ、野菜のジュレ、雲丹、リンゴのコンポートとキャビア」
ベル・エポック マグナム2004

本来ならもう熟成感が出てくるヴィンテージなのにまだ若い。でもアプリコットが香る、柔らかな2004年はリラックスして楽しめる。そしてこの料理、何杯でも飲めてしまう。

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「タラバ蟹、舞茸、枝豆  タラバ蟹と昆布のコンソメとキャビア」
ベル・エポック 2002

2004年から一転、緊張感をもって味覚が一気に中心に集中。2002のシルエットの美しさにホレボレするも、味覚の充実度は2004マグナムが上。カボスがいい繋ぎ役するんだわ。

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「宮崎産ハタ 色々な貝 シトロネル風味とキャビア」
ベル・エポック ブラン・ド・ブラン 2002

やっぱりワインもシャンパンも単一品種が好きだなぁとしみじみ。あちこちから「飲みやす~い♪」の声が聞こえてきたけど、ほんとにピュアで流麗、見事な骨格。魚介のダシを乳化させた旨味の強いマリニエールにも負けない。ポコさん天才、来世はお嫁さんにしてくださいね。

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「バニラ風味のパンナコッタ ブラックベリーのキャビア仕立て」
ブラゾン ロゼNV

パンナコッタだと、なんてこった!冷やしたオイルに一滴ずつ垂らして急速冷却したのだそう。キャビアそっくりだけど、なんて気の遠くなる作業。でもポコさんのこうした細やかな仕事は、コースを通して随所に感じられました。

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ブションの伝統を大事に、斬新で上質なテイストを取り入れたポコさんの店は、神楽坂の街にとてもよく似合います。今年の夏を締め括る最高のディナーとなりました。

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この日はちょうど毘沙門天のお祭りでした。大阪にはこんな兄ちゃんばっかりだろな。ちょっと楽しみ。
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TEL 03-6426-1201
東京都新宿区神楽坂4-3-7
 

昨日、第75回Vin Gohan「飲み頃絶頂ブルゴーニュ」を、代々木公園「ル・ボヌール」を貸切で開催しました。以前何度か伺い、魚介料理がとても印象的だったので、いつかこちらで魚介しばりのワイン会を開催したいとずっと思っていたのがやっと実現しました。

ワインもすべて状態良く、数人からお礼のメールも頂戴しました。

☆Cremant de Bourgogne NV / La Maison du Cremant
○2004 Meursault 1er Charmes / Pierre Matrot
○2004 Puligny Montrachet 1er Pucelles / Bouchard P&F
○1999 Meursault 1er Clos des Perrieres / Albert Grivault
○1997 Chevalier Montrachet / Bouchard P&F
●1978 Chambolle Musigny / Pernot Fourrier
●1978 Morey St. Denis 1er Les Sorbets / B.Serveau
定員11名、会費2万円 

クレマンに合わせて「秋刀魚とバジルトマトのタルティーヌ オリーブ、サワークリームと」

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人当りソフトで、飾り気のない竹内正人シェフ。 料理について多くを語らないし、今回のメニューについてもサラッと口頭で告げられただけ。ところが、一つ質問したらどうでしょう、出てくる出てくる魚介料理への強いこだわりと熱意。やはり!!

でもそれを聞いたのは随分後になってからのこと。言葉はそれほど重要でない、皿がすべてを物語るんだなって思いました。

当たり年の豪勢な一級畑に合わせてリクエストしたのが、同店の名物「雲丹のカクテル」。

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ひと昔前はよく見かけたこの料理、今は出す店も少なくなりましたが、やっぱりブルゴーニュブランには最強です。この店は他の料理にも大量に海老を用いるため、海老のコンソメジュレが超濃厚。海老を煮出す時に、ベルモット、ブランデー、ペルノーの他、甘味を引き出す、ある秘密をこっそり教えてくださいました。京人参のムースと濃厚ジュレをすくい上げ、雲丹を絡めて口の中へ。ブシャールのピュリニー・モンラッシェ 1er ピュセル2004を一口飲めば、カラーンコローンと教会の鐘が鳴り響く。

シュヴァリエ・モンラッシェから熟成赤に移るタイミングで、リクエストしておいたのが、私がこの店で一番好きな料理「燻製穴子と帆立のテリーヌ」。ターメリック、クミン、コリアンダー、キャラウェイなどのスパイスと燻製香が、何とも言えない旨味を素材から引き出す。帆立と穴子の出汁で炊いた黒米と。これにはシャンボール・ミュジニー1978があっとビックリ電撃結婚。

アマンドグリエの香ばしい風味、甘塩っぱいほどのキレ味を持つシュヴァリエには、添えてある帆立の半生ソテーの焦げと。

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こんな凄いメインがあることもシェフは直前まで話さないので、静々と持って来られた時にゃ、のけぞりましたよ。逆に私は事前に大風呂敷広げ過ぎて自滅するタイプなので見習おう。

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「銚子沖で獲れた3.2kgの平目のパイ包焼き」。平目のムースと、セップ茸とマッシュルームのデュクセルを包み、平目のダシとセップ茸の濃厚ソースを添えてあります。

こういう旨味の強い料理には当たり年に限ります。そして繊細な平目には、タンニンが丸く果実味が和らいだ古酒であれば尚良し。セルヴォーのモレサンドニ1erソルベ1978はまさに飲み頃絶頂。

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ああ、ワイン飲みにはたまらないフレンチ。ポーション大き目なので、男性からは好評でしたが、女性の方は減らしてもらうことをお薦めします。「ル・ボヌール」で魚介しばりのワイン会、皆さんも是非お試しください。

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TEL 03-3467-6161
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-20 代々木公園セレナビル1F





 

9/17 満員御礼

少し早いですが、今年最後のVin Gohanのお知らせです。

まず申し上げたいのは、“山カベ” を飲まずしてカリフォルニアを語るなかれ、ということです。

これまで「カベルネ・ソーヴィニヨン」の魅力をお伝えするため、定期的にカリフォルニアの会を開催してきました。

ナパヴァレーの有名ワイナリーと一緒に、毎回必ずリストに入れていたのが、“山カベ”と呼ばれる山岳地帯のカベルネで、実は、カリフォルニア最高峰のワインがここから生まれています。

過去に飲んでいただいた“山カベ”は、ナパ四大山カベ産地の一つ、ハウエル・マウンテンより「ダン・ヴィンヤーズ1991」、ダイアモンド・マウンテンより「ダイアモンドクリーク ヴォルカニックヒル1993」などでした。

そして今回はいよいよ、このワインが登場します。サンフランシスコの南、シリコン・ヴァレーを見下ろすサンタ・クルーズ・マウンテンより、カリフォルニアが世界に誇る「リッジ モンテベロ」です。

~2006年に開催された英米仏のワイン評論家たちのブラインドによる「パリ対決30周年記念テイスティング」で、古酒部門、若いヴィンテージ部門ともに、ボルドーの一級シャトーを抑え一位に輝いたことでも有名。~

サンタ・クルーズ・マウンテンのブドウ畑は標高400~820m、石灰岩土壌で構成される、カリフォルニアでも極めて稀な銘譲地(シャルドネも大変高品質)。折角ですからリッジと並び、この産地を代表するもう一つのワイナリー「マウント・エデン」との比較もお楽しみいただきます。

対する熟成ナパは、「スタッグス・リープ カスク23 1991」をはじめ、「シャトー・モンテリーナ 1990」「パルメイヤー1991」とこれまた豪華な顔ぶれ。1991はボルドーを思わせるクラシックな年で、いずれも色が抜け始めガーネット色に熟成をしております。

また今回も、古木のジンファンデルの素晴らしさも味わっていただきたく、リッジがソノマで造る樹齢130年以上の「ガイザーヴィル・ジンファンデル 1994」もご用意しました。サンタ・クルーズ・マウンテンではありませんが、リッジの珍品白もみつけましたので、合わせてお楽しみください。

お店はワイン会専門店として有名な神田「ヴィラドゥーエ」。抜栓のタイミングなど、細かな対応をしてくださるので信頼しています。

今回はいつになく長文になってしまいましたが、皆様のご参加を心よりお待ちしております!

日時:2014年10月30日(木)19:30より
会場:「ヴィラ ドゥーエ」 
神田駅から徒歩6分、三越前駅から徒歩5分
TEL 03-5298-1453
東京都千代田区鍛冶町1-9-11 石川COビル B1F
会費:21,000円 11名 ワイン8本
応募方法:どなたでもご参加可能です。簡単なプロフィールを添えて下記メールアドレスまでお申込みくださいませ。すぐにお返事させていただきます。
yuri*vingohan.com(*を@に変えて送信してください) 

【ワインリスト】
☆泡
◇RIDGE Chardonnay Napa Valley 1986
◆RIDGE Monte Bello 1999
◆PAHLMEYER Proprietary Red 1991
◆MOUNT EDEN Cabernet Sauvignon Santa Cruz Moutains 1992
◆CHATEAU MONTELENA Cabernet Sauvignon Estate 1990
◆STAG'S LEAP Cask 23 1991
●RIDGE Geyserville Zinfandel 1994
※事情によりワインが一部変更になる場合もございます。
※初参加の方は事前に会費のお振込みをお願いしております。
※仕入れ、管理には万全を期しています、それ以上の品質に関わる責任は負いかねますのでご了承お願いします。

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※スマホで撮影

昨日、学芸大学の和食店「さくらい」で、“みずの実” なる山菜に出会いました。この緑のやつがそう。

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申し遅れましたが、うちの母は徳島の山で育った野生児で、「母の通った後は山菜が生えない」と身内では有名。そんな“歩く山菜図鑑”に仕込まれた娘が、40ウン年間生きてきて、見たこともない山菜がまだあったことにショックを隠し切れませんでした。

帰宅して母親に即電話。
「みずの実って知ってる?」
「何それ?」
「ミズという山菜の実で、食感はシャキとして歯ごたえいいねんけど、実の中はムカゴみたいに少しネバッとしてるねん。沢などの水気のあるとこに群生してて、全国の北から南まで広範囲で採れるらしい。お母さんでも知らんの!?」
「知らんなぁ・・・、うちの周りだけ生えてなかったんちゃうか」
と言ってあっさり電話を切られました。もっと悔しがるかと思ったら。

「鱧と松茸のお椀」
菊の花も入って本格的。夏から秋へ、今の時季ならではのご馳走。鱧の骨切りを絶賛したところ、3cm26回と教え込まれましたから、とご主人。出汁も強すぎず、鱧の風味を上手く引き立ています。

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鰹の藁焼き、しめ鯖、鯛の刺身を「賀茂金秀」の特別純米と。

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「穴子の天ぷら」「鱧の卵の石垣豆腐」と続き、「神奈川県の天然鮎と鴨ロース」まで、真っ当な和食コースがなんと5,000円でいただけます。

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締めは大きな鯛が入った「鯛めし」

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まさかこんな店が高架下の学大横丁に4年も前にオープンしていたなんてビックリ。ランチに毎回来てる奥様方、ブログに書いてよぉ。頼むよぉ。

さくらい
03-3791-9120
東京都目黒区鷹番2-21-17 学大横丁 2F



あの店もこの店も行っておかなければと、胃薬飲みつつ食べ歩く日々を送っています。

で、昨日は、来年1月に閉店する「レストラン タテル・ヨシノ 芝」で、『ミシュラン二つ星記念メニュー』を堪能してきました。

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友達と待ち合わせ時間の20分前に到着し、グラスシャンパーニュをいただきながらワインリストを熟読する至福の時間。リストは見応えあるし、このプライベート・ラベルのドゥーツ・ブリュット・クラシックも美味い。

こないだのラ・カルト・セジュールもそうですが、ここ数年いろんな店で夏フレンチの楽しさを教えてもらいましたが、これも好き。
「毛ガニのトマトファルシィ 緑ピーマンのジュレ キャビア添え」

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「季節のスープ」
鮎と蓼のすり身、トリュフの皿に、温かいコンソメスープを注ぎ入れる。トリュフが香り立ち、シンプルながら言葉を失う奥深い一品。

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 「フランス産ルージェのポワレ 花ズッキーニのベニエ添え」
こういうソース待ってました。花ズッキーニにはラタトゥイユを詰めてあり、一気に南仏。香ばしい皮目にコルディエのプイィ・フュイッセV.V.2008がよく合う。2008白の独特の酸味が好き。ルージェの下に敷いてある焼いたキタアカリや、ドライトマトのマリネなど、小さな食材一つ一つまでもが、目の覚めるような驚きをくれる。

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シャラン産鴨のロティ、和牛グリエの中から、選んだのは同店のスペシャリテ
「仔ウサギのトゥールト サリエットの香り」
白身魚の真丈のようにしっとり柔らかな鶏のムースと兎肉に、小さな肝臓と腎臓がアクセントを添える。プロヴァンスのハーブミックスにも欠かせないサリエット(セイボリー)は兎の好物だそうで、甘さとハッカのような清涼感があり、兎のダシと素晴らしい相性を見せた。ピエブルーの風味と相まって、秋の訪れが待ち遠しくなる、なんともエレガントな一皿。合わせたのは、愛想良くシルキーな「シャンボール・ミュジニー2009/アルロー」。

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「モヒートのデセール チョコレートのシガーを添えて」
お酒を利かせたデセールほど嬉しいものはない。ラムのアイスに、ミントのジュレやマスカットが実に爽やか。

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いやぁ素晴らしい。超大作の映画を観終わった後のような、心地いい疲労感に包まれました。なのに食後感は重くない。

鮨ばっかり食べてる場合じゃないと思いましたね。次行く時は銀座店かな。

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みんながいる、美味しい街東京が大好きだー!


レストラン タテル ヨシノ 芝
東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル別館1階
TEL 03-5405-7800



毎週土曜日、昼放送の「吉本新喜劇」を観るために、小学校からダッシュして帰ったっけな。

ホンワカパッパ ホンワカ ホンワカ ♪ ホンワカワンワンワン ♪

お馴染み、この「吉本新喜劇のテーマ」は、なんと!原曲が「Somebody Stole My Gal」(誰かに彼女をとられてしまった)というタイトルのデキシーランド・ジャズなのだそう。

彼女をとられたけど、笑っていこうよ、みたいな曲だったと記憶しています。なんて切ないイイ曲・・・。夜練習してたら泣けてきましたよ(笑)

大阪の新生活に願いをこめて弾いてみました、どうぞお聞きください!
もっと楽しそうに弾けよ、と突っ込みたくなりますが、今回もいっぱいいっぱいです♪

※楽譜はうくぷれさん編曲によるものです。

https://www.youtube.com/watch?v=fjoPYQzjzCM

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先週開催したワイン会、【第74回Vin Gohan「ルイ・ジャド」@ターブル・オギノ】のご報告です。

池尻大橋の人気フレンチ「オギノ」の系列店であり、シャルキュトリーをはじめ豊富なフレンチデリがテイクアウトできる代官山「ターブル・オギノ」。店頭には美味しそうな惣菜がズラリ。

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二階にはイートインできるスペースがあり、今回はそこを貸し切りさせていただいてのワイン会でした。駅近の、このスペースを独占できるなんて、ちょっと贅沢でしょ。奥にもテーブルがあり作業もしやすいです。リーデルのグラスを12脚お借りして、24脚を搬入。

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いやぁそれにしても参加者一同、度肝を抜かれましたよ。ターブルオギノの太っ腹さに。

とてもじゃないけど食べきれない!!

サービス精神旺盛な大阪でさえも、こんな飲食店は恐らくないと思う。下記の画像、普通の皿に見えますが、すべて50~70cm皿ですから。自分がちっぽけに思えましたね。

期待していた、一番大食いの肉食男子が、この日に限ってステーキランチを食べてきたと。ダメよ、ダメダメ!甘く見てましたね、ターブル・オギノを。

20人のパーティーでもいけそうな豪快な量に終始圧倒されっぱなしですが、どれも丁寧な料理で二度ビックリでした。

まずは20年熟成のクレマンダルザスに合わせて下記の前菜が並びましたが、普通はこの時点でご馳走様となる満足度と量。

グージェール
ガスパチョ
自家製ベーコンと自然栽培野菜のサラダ 温泉玉子添え
野菜とソーセージ 二種類のキッシュ
カレー風味のマカロン
パテ・テリーヌの盛り合わせ

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「野菜の重ね焼き」
上げ底ナシのぎゅうぎゅう詰め。野菜の甘味がたまらない。

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「ハチノスのトマト煮込み」
このスプーンがお玉なみの大きさ。
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「ブーダンノワールとソーセージ」
どちらも主役級の美味しさですが、この辺りで意識が遠のき始めました。

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「ブルターニュ産鴨のコンフィ」
わかるかなぁ、わっかんねぇだろうなぁ。この皿の大きさと量。鴨を目で食べたのは初めてです。

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以上の料理が一人6,000円というから驚き。下記のワインを含め、会費一人15,000円。

1. Seppi Landmann Cremant d'Alsace Brut Vallee Noble Millesime 1993 ×2
2. Beaune 1er Cru Bressandes Blanc 2003   (Gagey)
3. Beaune 1er Cru Greves le Clos Blanc 1990 ( 〃  )
4. Champ de Cour 2005
5. Clos du Grand Carquelin 2005 (Gagey)
6. Chatau des Jacques 2009
7. La Roche 2009
8. Clos de Rochegres 2009
9. Savigny Les Beaune Clos es Guettes 1997 (Gagey)

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ブルゴーニュの名門「ルイ・ジャド」社が、ボジョレー地区ムーラン・ナ・ヴァン村で最も歴史あるドメーヌ「シャトー・デ・ジャック」を1996年に購入、5つの個性的な畑を、それぞれ単独で醸造しています。
 
通常ボジョレーのワインは、マセラシオン・カルボニック(or セミ・カルボニック)という醸造法を用いますが、ここではコート・ドール地区のピノ・ノワールと同様に、除梗し開放桶に入れ、櫂棒で突きながら醸し発酵させています。これにより一般的なボジョレーとは一線を画す、力強く長熟なワインが生まれます。

シャトー・デ・ジャックのワインを目隠しで飲んで、誰がガメイと答えるでしょうか。5時間前に抜栓して何とか間に合ったほどの大物ですよ。急きょ、飲む順番を入れ替え、線の細い2005年を、凝縮した甘い2009年より先に飲んでいただきました。

2005年はどちらも繊細でしなやか。グラン・カルクラン2005はフランボワーズやキルシュが香り、骨格と弾力、重心がやや低めでピノのような艶があります。前半、グラン・カルクランの方が良いと思ったのですが、時間と共にシャンドクールのフィネスに魅了されていきました。

シャンドクール2005は、微かにパフューム香、清涼感がありタンニンも細やかでスルスルと流れていく。心地いい舌触りとは裏腹に、冷たく無機質で媚びない美しさがあり、花崗岩土壌の特徴がよく出ていました。

シャトー・デ・ジャック2009はいわば村名。今、一番飲み頃で甘く柔らか、「一番好き」と答えた人もいました。

ラ・ロッシュ2009はスミレや桃のコンポート、注ぎ立ては非常に硬質でしたが、時間と共にミネラルが旨味を引き出し、なんとも言えない蠱惑的な味わいへと変貌。

ロシュグレ2009の厚みと粘性、スケールは、ジュヴレ・シャンベルタン一級畑と見紛うほど。鉄っぽくワイルドで、ガメイだと思ったら笑えてきた。数十年熟成したら一番化けるのは間違いなくこのワイン。でも現時点で一番素晴らしいのは、シャンドクールとラ・ロッシュかな。

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という訳で、皆様ご参加誠にありがとうございました。

次回は10月30日「熟成カリフォルニア」で開催します!今年の締めくくりに相応しい内容です、どうぞお楽しみに!まもなく告知致します。

ターブルOGINO 代官山本店
東京都渋谷区代官山町14-10 Luz代官山1F-2F
TEL 03-6277-5715  






 
 

五反田「ボノミー」が閉店してしまた今、お気に入りのビストロといえば、やはり東銀座「ビストロ ヴィヴィエンヌ」でしょうか。

ワイン好きなら瞳孔が開くであろう充実のワインリストと、良心的な値付け、みんなでワイワイ突っつきたくなる料理と居心地の良さ。そんな夢のようなビストロのオーナー兼ソムリエールである斉藤順子さんの詳細は、こちらの記事をどうぞ。

料理はこんな感じ、ワインも木村もススムくん
イワシのマリネ

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鮎のコンフィ

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トリッパの煮込み

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バベットステーキ

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この日はお店に持ち込ませてもらってのワイン会だったんですが、モーリス・ヴェッセル グランクリュ2000の熟成シャンパーニュに始まり、ローヌ池田氏のこれまた豪勢なエルミタージュたちに酔いしれました。

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その中でも、私を虜にしたのがこの白ワインでした。

Clos de la Coulee de Serrant
クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン 2001 二コラ・ジョリー
(AOC : サヴニエール・クレ・ド・セラン 品種 : シュナン・ブラン)

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ご存知、ヴィオディナミの第一人者二コラ・ジョリーが単独所有する畑で、フランスの五大白ワインに数えられるワイン。10年ぐらい熟成していても、抜栓して飲めるまで数日かかるちょっと厄介なワイン。過去に飲んで、その度にポテンシャルはビンビン感じていたけれど、ここまで熟成により開き切った様を見たのは初めて。熟成の早いヴィンテージだからでしょう。

それで肝心のテイスティングコメントなのですが・・・
もっと真面目にやらんかい、と怒られそうなんですが・・・

香り、味、質感、すべてにおいて「ところてん」なのです。とぅるんとぅるんの、それはもう艶めかしい黄金色の「ところてん」。

時間が経つにつれて、勿論変化してきましたよ。「海苔をかけたところてん」に・・・。

いやだから大真面目なんですってば。でもね、一時間ぐらいグラスをもてあそんでいたら、流石にガラリと変わってきましたよ。

「醤油と海苔をかけたところてん」に・・・。

ブログじゃなかったらパンチ食らってるでしょうね。でもマジなんです。

「何これ!?めっちゃトコロテンやん!」と小一時間ぐらい呟いていたら、このワインを提供してくれた方が、

「ははは、本当にトコロテンですねぇ(笑) あ、でも燕の巣もあるかなぁ」と。

なんと!私の辞書に燕の巣はなかった、残念!コメントは気を付けないとお里が知れますわよ奥さん。

いやぁそれにしてもクーレ・ド・セランはやはり凄かった、唯一無二のテロワール。


この日はラッキーなことにもう一本、モヤモヤしていた霧が晴れる素晴らしい体験をしました。

ゲヴェルツトラミネール マンブール 2009 マルク・テンペ(サイン入り)

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アルザスのグランクリュ「マンブール」は、今までピノ系を飲んでもリースリングを飲んでも、いまいちピンと来ませんでしたが、これを飲んで腑に落ちました。グラで酸の弱いゲヴェルツに見事な骨格が備わり、なんとリッチな味わいなのでしょう。品種とテロワールの見事な相互補完関係がここにありました。

こんなセンスのいい先輩方に、今まで沢山のワインを教えていただきました。去るとなると、東京が愛おしくて仕方ない今日この頃。

といっても、毎月上京しますけどね(笑)


 

先日のビアガーデンの記事でもご紹介した、東京大学駒場構内にある「ルヴェソンヴェール駒場」で、ワインブティック・ラターシュ 岩田先生のワイン会が開催されたので参加してきました。

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この店の一階はウエディングも出来る広いダイニングルームですが、 二階はこんな素敵なパーティールームになっているんですよ。

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岩田先生の会はいつもぶっ飛んでますが、今回も刺激的。なんとジェロボアム(3リットル)が3本!
・エルミタージュ・ブラン・シャンタルエット 1996 シャプティエ
・ジャクソン・キュヴェ 729
・シャトー・ペイラボン 1981

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皆さん絶賛されていたようにジャクソンも本当に素晴らしかったのですが、私はとにかくシャンタルエットに釘付けでした。

シャンタルエットは、シャプティエ家の友人で盲目のシャンソン歌手が愛したワインとして知られ、ラベルに点字を採用するきっかけとなったワイン。品種はマルサンヌ。

マルサンヌは瓶詰めされてから飲み頃がとても難しい。起きたかと思えば、眠りに入ったり。このジェロボアムのシャンタルエット1996は18年の熟成から目覚め、眩しそうにゆっくりと手足を広げだし、杯を重ねるごとにみずみずしい輝きを見せてくれました。

ドライアプリコット、白い花、白いスパイス、ほんのかすかに白檀・・・・

酸がとても穏やかで、じんわりと染み入る熟成の旨味。酸化のニュアンスも全くない。

まるでコンソメゼリーを思わせる、このまろやかな味わいが、繊細な野菜の甘味を優しく絶妙に引き立ててくれます。穏やかな酸味に加え、MLFしないマルサンヌはあらゆる魚介に万能なので、鮨屋でも重宝します。

多彩な食材に呼応し、ワインの味わいが七変化。こんなにマリアージュが楽しいワインはちょっと他に見当らない!

オマール海老
穴子の炙りと胡瓜のジュレ 山椒風味
鮎と枇杷 ほおずき 肝のヴィネグレットで
賀茂茄子のロティと炙った鰯 赤ピーマンとトマトのクーリ
京野菜のマリネ
グルヌイユのムニエル サラダ仕立て
マゴガレイのエスカベッシュ
岩ガキのグラチネ ジャガイモのテリーヌ
フォアグラのフランと白桃のクーリ
イタリア産ウサギのパテ フランボワーズ添え

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シャトー・ペイラボン 1981(ポイヤック)と仔羊のもも肉の香草オーブン焼き
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伊藤オーナーシェフと岩田先生、素晴らしいマリアージュをご馳走さまでした。

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