ワッシーズ直営レストランである四天王寺「スープル」は普段ワインバーだが、本気出した時のシェフのフルコースが凄いの!と話してたら、じゃあ古酒を開けようと、今月初めIWAさんがこの会を主催してくれた。


ワッシーズの会員番号1桁台という古株IWAさんの会とあって、オーナーの鷲谷さんも参加された。

鷲谷さんの溢れ出るウンチクのシャワーを浴びながら素晴らしい料理と貴重なワイン、夢のようなワイン会だった。

1 N.V. SPARKLING BRUT RESERVE  ROBERT MONDAVI
2 1997 JAYSON  CHARDONNAY
3 2000 PATZ & HALL  Dutton Ranch  Chardonnay  Magnum
4 2007 CALERA  REED  PINOT NOIR
5 2002 RIDGE  GEYSERVILLE  CALIFORNIA
6 1998 PETER MICHAEL  ‘Les Pavots’
7 1999 BOTRYTIS  SAUVIGNON BLANC  ROBERT MONDAVI 

ロワールの白アスパラ、帆立、タスマニアマスタードが沈んでて、いろんな食感が楽しめるスープ。1は泡がすっかり溶け込んだ淡いピンクゴールドにほのかなシェリー香、酸も余韻もあり、白アスパラの苦味や、後のオマール海老の皿にもバッチリ。

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打って変わって暑い年97のジェイソン白は、黄金色でバタースコッチやコーンが香り、酸が弱く甘味先行。メラノスポリュムのトリュフ&吉田ファームの玉子と。

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3はさすがマグナム、まだ若いが大らかでたっぷりと飲み手を包み、時間とともにいろんな要素を見せてくれる。

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ここで参加者のお一人からルロワのモンタニー白2014の差し入れ。これが長崎県ノドグロのクリアブイヤベースと◎ とろりとしたゼラチン質に、ハーブ・柑橘・薬味・オリーブオイルがもう最高。

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旨味濃厚なオマール海老のビスクには赤もいいが、シェリーっぽい1がよく合う。これお約束。

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4と5には少し甘くスパイシーなソースのリードヴォーがイイ。4はエロいくせに品もあり、5はカリニャンをブレンドしているせいで南仏っぽく、漢方のような複雑な香りと骨格は流石リッジ。

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ここでまた、参加者のお一人がオーパスワンのセカンド「オーバーチュア」の差し入れ。

ヴィンテージは2015だったかな。このラインナップに差し入れって、勇気あるなぁと、さほど期待せず飲んでみたらなんと!

慎ましくエレガントでスッキリとまとまり、オーパスワン29本垂直した時の
かつてのボルドースタイルのオーパスワンを思い出させた。

これには若芽が繋ぎとなって、徳島県アワビのリゾットと素晴らしい相性を見せた。最近のナパ、また飲んでみたくなったよ!

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そして、鷲谷さんも私も特に楽しみにしていたピーターマイケルのレ・パヴォがついに登場。

難しい年98だが、いやもうスンバラシイ!!

旨味、骨格、緻密さ全て兼ね備え、ナパはやっぱりカベルネだなとしみじみ。リブロースのローストビーフと存分に堪能した。昔、感動で涙した80年代のボーリューヴィンヤード ジョルジュ・ド・ラトゥールを思い出させてくれた。

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SBの甘口古酒は、不知火のほろ苦い大人のデザートと。

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感想として、スープルの料理はやはり凄かった。

ローヌIKE氏の会でジビエコースも経験しているが、大阪で5本の指に入ると思っている。

IWAさんご馳走さまでした(^з^)


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