今もう個人的に参加するのは、この方のワイン会ぐらいでしょうか。おなじみ、ローヌ池田氏主催のワイン会@ヴレドヴレ シェヒロ に昨日行って来ました。

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いつも通りワイン会の内容は当日まで知らされてなかったのですが、今回も来てみてビックリ。

古典的醸造法を用いるコルナスの二大生産者比較ですよ。

今年9月に95歳で亡くなったコルナスの伝統派ノエル・ヴェルセと、

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近年驚くべき高値がついているオーギュスト・クラープの希少なバックヴィンテージ。

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同じく北ローヌでシラー主体に生産されるエルミタージュと比較して、コルナスならではの特徴を挙げるとすれば、純粋で涼やかな味わい、スムースな喉ごしではないでしょうか。

ヴェルセは、 除梗せず、足でピジャージュし、コンクリート発酵槽、大樽熟成。

そのせいか長期熟成を経て、どこか東洋的でスパイシーでエレガント。グラーヴのワインに例える人がいるのも頷けました。


ビネガー爽やかな山ウズラのサラダがコルナスを引き立てる

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ヴェルセについて調べてみると、1980年代後半にレイナール(Reynards)の区画をティエリー・アルマンに売却。2001年に樹齢100年近いサバロット(Sabarotte)の区画をクラープとクルビに売却。続いてシャイヨ(Chaillots)を甥のフランク・バルタザールに売却しているようです。

なので今回飲むヴェルセはサバロットの区画、クラープはレイナールの区画ということでした。どちらも主に花崗岩ですが、クラープの所有するレイナールはコルナス最上の立地、サバロットはフィネスのあるワインに。

この店、以前私のワイン会でも利用させてもらったのですが、シャルキュトリーが際立って美味しく、今回も「エゾ鹿&雷鳥のパテ」とゴージュスなクリスチャン・セネ1996が素晴らしい相性を見せてくれました。96シャンパン最高。

2015-11-019



ヴェルセ 2000
小さくまとまりながらテロワールイヤー、透明感に溢れ、これこれ、この喉ごし。

クラープ 1999
1999らしい熟した果実のパワーを存分に感じさせつつ、あくまで良く流れる。酸味もしっかり。

ヴェルセ 1996
少しブレット (馬小屋臭などと言われる) あるも、時間と共に溶け込み個性として成立。ブルゴーニュは駄目だが、シラーとボルドーは比較的ブレットと相性いいかも。ちなみにムールヴェードルはブレットと勘違いされやすいそう。

クラープ 1996
ジャスミンの香り。甘味と涼しげな酸が見事なバランス。まるでラヤスと、みんなウットリ。

ヴェルセ 1994
噛みたくなる凝縮したエキス分と旨味を、チーズと楽しむ。

ヴェルセ 1990
91とならびヴェルセの傑作とされるヴィンテージ。乾いた、と表現する人もいたけど、何でしょう、この一点の曇りもない透き通る液体は。収量の多い90らしく、複雑さというより、みずみずしいシラーの魅力全開。スムースな喉ごしと梅ムスクの香り、ブルゴーニュと比較せずにはいられない。

キジのフリカッセ
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エゾ鹿モモ肉ロースト
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ヴェルセは王道の貫禄、クラープはコート・ロティ ブロンドのような一面も。

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二度と有り得ない夢の対決、しっかり心に刻み込みました。

コルナス万歳!!