今回もまた “ぼっち鮨 ” ですけど何か?

というわけで、一年前ブログに「ツマミの量が多過ぎ」と書いた北新地にある「寿し おおはた」にやってきました。

前回いただいた握りは、ツマミで満腹でしたが好印象。さらに進化したと聞き再訪してみました。

聞けば、ネタの半分以上を築地から仕入れているらしく、江戸前寿司の探求に余念がないご主人ですが、長年大阪の鮨屋で培ってきた仕事に対する意地もないわけがないのです。

その両者のせめぎ合う様が、個人的に見てて楽しくてしょうがない。“鮨の大阪都構想” があるとすれば、是非実現していただきたいもの。


さてさて、ツマミからして以前とは大きく違っていました。ムダを削ぎ落とし、旬を味わうのに十分に足る5品のみ。

そうとも知らずに「ツマミ少な目で」と言っちゃったもんだから、後に激しく後悔する羽目に。

金目鯛とほどよく熟成した平目、もちもちの鰹、毛蟹のほぐし身、牡蠣、ふっくらとした鯛の蒸し物など。手酌で日本酒注ぎ放題、ぼっち鮨サイコー。

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そして、楽しみにしていた握りをいただく。

粒の表面がしっかり際立つ赤酢の酢飯は、塩分やや控えめで、大阪人にも美味しいギリギリのラインと見た。しかもネタと上手く調和しているので、東京人にも物足りなさは感じないはず。


やられた!


サヨリ、ぼたん海老の昆布締め、カスゴの〆加減はたまらずお代わり。

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新子も良かったけれど鯖の〆が抜群でお代わり。鮪と穴子に関して「もっと良いのを使いたいとは思うのですが」と。おまかせコース13000円で何をおっしゃいますやら。とろけるような穴子もいいけど、さっぱり軽やかな穴子も悪くない。

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東京人と大阪人に支持されるあろう貴重な鮨屋、「日々進化してますので」と言いながら見送ってくれた明るく元気な女将がいれば百人力。


寿し おおはた
TEL 06-6348-8877
大阪府大阪市北区堂島1-4-8 廣ビル 2F




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