今日は母とランチの約束があり、行ってみたかった天王寺の茶臼山にある「日本料理 たかおか」に、今朝予約の電話を入れたのです。そう、茶臼山の戦いで知られる、あの茶臼山です。
「今日2名でランチの予約をしたいのですが…」
と告げると、電話に出たご主人が、
「日本料理 たかおか におかけですか?」
「はい」
「折角お電話いただいて申し訳ないのですが、そちらは閉店しまして、今は鶴橋と桃谷の中間あたりに移転して、天ぷらとうどんの店をやってるんですよ」
「ええっ!そうなんですか!?」
「ほんとに申し訳ないのですが、やはりハルカスには勝てませんでした…」と。

私は頑張ってくださいね、としか言えず何とも寂しい気持ちで電話を切りました。また伺いますとは言ったものの、その界隈は行くことないしなぁと思いながら。

そして気持ちを切り替え、阿倍野の裏通りに隠れる割烹「和源」でランチ。とてもいい店で昼間から日本酒も進み、一昨日の結婚式の話題などで母と盛り上がりました。

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今夜は子持ち鰈の煮付けにするよ、なんて言いながら母と別れ帰宅、白米がないことに気付きました。

徳島から無農薬の米を玄米で取り寄せていて、その都度精米しに行くのですが、引っ越してから米屋がどこにあるか確認していませんでした。

五キロの玄米を持ってチャリに飛び乗り、スマホで検索した米屋を三軒あたるも、精米してくれる米屋は見つからず、やがて日は暮れてきました。

すぐ意地になる性格なので、方向転換し、また探し始めました。

そうだ、タウンページだ!と近くにあった区役所に入り、タウンページを借りるも、あろうことか、米屋のページだけ破り取られていたのです。なんて日だ!

仕方なく、その近所の美味しそうな和菓子屋に入り、茶臼山というお菓子を買ってから店員に尋ねてみました。

「この辺にどこか精米してくれそうなお米屋さんご存知ないですか?」
すると有力な手掛かりが二つ得られ、電話してみると一軒は引き受けてくれるとのこと。礼を言って和菓子屋「松葉屋」を後にしました。

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場所は桃谷の辺りで、少し遠かったけれど、チャリをこぐ足取りは軽やか。そして、米屋に到着し無事精米してもらいホッと一安心。

帰路に着こうとしたその時でした。ふと私は何かを感じて振り向いたのです。するとどうでしょう、

こんな偶然あります?普通。

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子持ち鰈の煮付けと、精米したての白米にはどうしても抗えず、泣く泣く帰ってきてしまいましたが、絶対に今度食べに行きますから。ご主人頑張ってください。
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