先日東京に行った際、皆さんに大阪の生活はどうかと尋ねられたのですが、とても一言では語り尽くせないので、要約して一言、

「水が合うとはこのことかと実感しています」

と答えました。それについての説明は長くなるので次回書かせていただきますが、とにかく食材が美味いんです!

しつこいようですが、生鮮食品の買い出しはいつも「近鉄あべのハルカス本店」でして、先日も舞鶴の天然ブリが入荷したので、京都の辛味大根をおろした「みぞれ鍋仕立のブリしゃぶ」にしました。

なんの魚でもそうですが、特にブリは天然に限ります。養殖は脂がクドイので背の部分を買いますが、天然は脂がとても上品ので、腹の部分でないと物足りないぐらいです。

かなり昔ですが、氷見ブリを食べに大雪の富山に行った時のブログ
http://blog.goo.ne.jp/g2437701/e/b413e0ff57ead7da05359e58a598f312

ちなみに、どれだけ鮮度がいいかを物語るのが下記の画像。スルメイカの獲れたては透明で、それが茶色になり、やがて白くなっていきます。築地ではこの茶色で入手できましたが都内デパートでは無理でした。

こうした近海の魚介だけでなく、京都や奈良の郷土野菜がこれまた美味いのです。この左の京都産菜の花を使って、「ワインに合う辛子和え」の超簡単レシピをご紹介しましょう。

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熱湯で1分ほどサッと茹でて水気を絞った菜の花250gを、2~3cm幅に切って下記の材料と和えるだけ。あら簡単♪

ディジョンマスタード 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
鰹節 ひと握り分 ※手で揉みほぐして粉末にする
塩ひとつまみ

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魚介の脂がのって、根菜が美味しくなるこの季節、旨味系の料理が多い我が家で白ワインを飲むことは皆無。日本酒と赤ワインが中心です。

大抵夕食は、野菜料理から始まり、刺身orアテ系で飲み、煮物or炒め物でお腹を満たし、最後はパスタで締めることが多いです。

ちなみに昨夜の〆も、やはり日本酒と赤ワインに合わせて、静岡産・真鯖と長ネギのオイルパスタ。鯖は塩をふり、水気を拭いて、香ばしく焼いてほぐし身に。コツは焼き鯖をそのまま食べたいのをグッと堪えることだけ(笑)

関西は鯖寿司の本場で、各家庭でも「きずし」(〆鯖)にして食べる習慣があるので、丸々と肥えた鯖が売場に沢山並んでいます。鯖寿司は居酒屋でも普通に出てきますよ。

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「菜の花の辛子和え」「焼き鯖と長ネギのパスタ」に合わせて、以前店で飲んだこんな赤ワインが恋しくなりました。ギリシャのドメーヌ・スクラヴォスが造るテーブルワイン(マヴロダフネ100%、ラシーヌ輸入)。色は濃厚な赤ですが、シルキーな舌触りとナチュラルな飲み口、味のトーンが高めで、血合いのある鯖でも難なく受け止めてくれそう。

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そうそう、FBには載せたけどブログにはまだでした。昨年個人的に一番ヒットだった日本酒が、静岡県沼津の高嶋酒造「白隠正宗 誉富士 純米酒」。野菜や魚介に合う軟水仕込みで旨口の純米酒が好きなので。今年は関西のお酒を攻めています。

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さらっと書くつもりが今日も長くなってしまいました。うまいもんの話はエンドレス。



 
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