あの店もこの店も行っておかなければと、胃薬飲みつつ食べ歩く日々を送っています。

で、昨日は、来年1月に閉店する「レストラン タテル・ヨシノ 芝」で、『ミシュラン二つ星記念メニュー』を堪能してきました。

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友達と待ち合わせ時間の20分前に到着し、グラスシャンパーニュをいただきながらワインリストを熟読する至福の時間。リストは見応えあるし、このプライベート・ラベルのドゥーツ・ブリュット・クラシックも美味い。

こないだのラ・カルト・セジュールもそうですが、ここ数年いろんな店で夏フレンチの楽しさを教えてもらいましたが、これも好き。
「毛ガニのトマトファルシィ 緑ピーマンのジュレ キャビア添え」

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「季節のスープ」
鮎と蓼のすり身、トリュフの皿に、温かいコンソメスープを注ぎ入れる。トリュフが香り立ち、シンプルながら言葉を失う奥深い一品。

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 「フランス産ルージェのポワレ 花ズッキーニのベニエ添え」
こういうソース待ってました。花ズッキーニにはラタトゥイユを詰めてあり、一気に南仏。香ばしい皮目にコルディエのプイィ・フュイッセV.V.2008がよく合う。2008白の独特の酸味が好き。ルージェの下に敷いてある焼いたキタアカリや、ドライトマトのマリネなど、小さな食材一つ一つまでもが、目の覚めるような驚きをくれる。

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シャラン産鴨のロティ、和牛グリエの中から、選んだのは同店のスペシャリテ
「仔ウサギのトゥールト サリエットの香り」
白身魚の真丈のようにしっとり柔らかな鶏のムースと兎肉に、小さな肝臓と腎臓がアクセントを添える。プロヴァンスのハーブミックスにも欠かせないサリエット(セイボリー)は兎の好物だそうで、甘さとハッカのような清涼感があり、兎のダシと素晴らしい相性を見せた。ピエブルーの風味と相まって、秋の訪れが待ち遠しくなる、なんともエレガントな一皿。合わせたのは、愛想良くシルキーな「シャンボール・ミュジニー2009/アルロー」。

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「モヒートのデセール チョコレートのシガーを添えて」
お酒を利かせたデセールほど嬉しいものはない。ラムのアイスに、ミントのジュレやマスカットが実に爽やか。

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いやぁ素晴らしい。超大作の映画を観終わった後のような、心地いい疲労感に包まれました。なのに食後感は重くない。

鮨ばっかり食べてる場合じゃないと思いましたね。次行く時は銀座店かな。

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みんながいる、美味しい街東京が大好きだー!


レストラン タテル ヨシノ 芝
東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル別館1階
TEL 03-5405-7800



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