そろそろワインのことを書かなくてはと思いながら、また今日も日本酒ネタです。

ついに中目黒にも日本酒の優良店がやってきました。五反田で人気の日本酒バル「和酒バール AGI」の2号店「酒人(さかと) あぎ」です。山手通り沿い、「イル・ルポーネ」の近くに今年3月オープン。

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黒壁と白木を基調とした小さな店内は、居酒屋なのだけれど、どこか粛々とした厳かな空気を感じるのは、オーナーの蔵元に対する敬意の表れなのでしょうか。狭いけど落ち着けます。

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ここでは46の酒蔵、約90銘柄の日本酒が半合(90ml)400~600円中心で提供されます。仕込水もあり。

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近頃、種類豊富に日本酒を飲ませる店が急増してますが、本当に美味しく飲ませてくれる店はそう多くないと感じています。先日の赤〇と違って、ここは品質管理が万全。二人で注文した8銘柄すべて満足いくものでした。それに輪をかけて、“飲まし手”山本さんのサービスが素晴らしい。

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いろいろ飲むけど、やっぱ純米が好き。
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かなり塩分強い物もありますが、料理は居酒屋の域を超えています。
「もろこし饅頭」

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大きなお世話ですが「海苔の香るポテトサラダ」を注文したら「酒盗」も注文して一緒に召し上がれ。

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巻物に至るまで飲ませ上手。予約取れなくなること間違いなし。

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私も厳かにヒョウ柄で。

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酒人 あぎ
東京都目黒区中目黒2-10-16 中目黒ウィングビル1F
03-6451-2969

こないだテレビ朝日から、すぐに会いたいとブログ経由で連絡がありました。

「カリスマブロガーでテレビ出演かよ、参ったぜ!」と舞い上がっていたら、なんてことはない、「看板のない隠れ家を教えてほしい」とのこと。いやんもぅ、その気にさせといてぇー。

club小羊、タワシタなど、2006~2007年頃看板のない隠れ家がブームでしたが、最近度々テレビで取り上げられているのを見ると、またきてるみたいですね。

そして先月、神泉から恵比寿に移転したここ、「リストランテ モリタ ダバッボ」もまた看板のないイタリアン。でもこの店のウリは隠れ家というよりも、全24種類に及ぶ少量多皿コース。

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ワインも会話も腰を据えてしっかり楽しみたい派としては、普段行くことのないジャンルですが、来店した動機は、腕利きのシェフがこんな奇抜な新境地に挑んだことに好奇心を持ったからでした。

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種類豊富に召し上がってもらいたいと言うシェフ。理科の実験みたく小難しいモダンスパニッシュとは違って、カルパッチョ、タリアータ、フリット、煮込み、パスタなど、馴染みのある料理が一口ずつ軽やかに楽しめます。

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おかげで、この日ほどフランチャコルタ「カ・デル・ボスコ」が美味いと思ったことはなかった。こういう料理に合わせるなら泡に限ります。

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中盤からランゲ ネッビオーロ2012に切り替えましたが、ハイトーンな若い赤の方が、ここでは意外に万能でビックリ。

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鮨屋のように手元が見えるフラットなカウンター越しに、森田シェフの素顔と熱意に触れられ元気もらいました。

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東京のレストランは個室の問い合わせが多いんですね。カウンター8席のほかに個室が4つもあるので、早くも有名人に人気らしい。二人でボトル2本開けて36,000円ぐらい。

リストランテ モリタ ダバッボ 
TEL 03-6303-2297
東京都渋谷区恵比寿南2-1-5 ES215ビル 6F


 

あと1名募集中です!宜しくお願い致します!
次回Vin Gohanは、樹齢40年以上のVieille Vignes(古木)のブルゴーニュばかりを集めました。ポマール1級ジャロリエールは80年以上、特級クロ・ド・ラロッシュは100年という高樹齢!樹勢が弱まることで充実し深みを増した味わいを是非ご堪能ください。91、90、89年と、これまた悩ましいヴィンテージでしょ?

シャンパンは、昨年のVin Gohan「シャンパン&ケークサレ」でご好評をいただきましたコート・デ・ブラン アヴィーズ村1899創立「アサイィ」のブラン・ド・ブラン グラン・クリュをマグナムでご用意しました。私がよく利用するビストロ「ボノミー」のコース料理と共にお楽しみください。

日時:2014年5月22日(木)19:30より
場所:「ボノミー」 五反田駅東口より徒歩5分ほど
  TEL 03-6450-3309 東京都品川区東五反田1-24-11
会費:20000円 定員10名 泡1500ml 1本、赤6本
応募方法:どなたでもご参加可能です。簡単なプロフィールを添えて下記メールアドレスまでお申込みくださいませ。すぐにお返事させていただきます。
yuri*vingohan.com(*を@に変えて送信してください)

【ワイン】
Assailly Cuvee Reservee Brut Blanc de Blancs Grand Cru 1500ml
Savigny Les Beaune Clos Des Guettes 2005 / Domaine Gagey(Louis Jadot) 
Nuits St Georges 1er Aux Argillas 2009 / Jean Chauvenet
Nuits St Georges 1er Cru Les Murgers 2009 / Alain Hudelot Noellat
Pommard V.V. 1991 / Coche Bizouard
Pommard 1er Cru Jarollieres V.V. 1990 / Jean Marc Boillot
Clos de la Roche Grand Cru V.V. 1989 / A.Pernin Rossin
※初参加の方は事前に会費のお振込みをお願いしております。
※古酒は液面、色調ともに良好です。仕入れ、管理には万全を期していますが、それ以上の品質に関わる責任は負いかねますのでご了承お願いします。 

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前もちらっと言いましたが、食べ歩きやワインよりも前から、伊豆・箱根の旅館めぐりにハマッていました(良かった順にベスト10は、仙郷楼、あさば、清流荘、佳松、運龍、桜岡茶寮、あせび野、柳生の庄、嵯峨沢館、吟遊)。結局、池尻大橋から宿の前までバスで直行できるアクセスの良さと、泉質、料理、コスパから、リニューアル後の「仙郷楼」に行き着きました。そんな訳で伊豆箱根はもうお腹いっぱい、最近はめっきり足が向かなくなりました。

このGWも、ただ新緑のマイナスイオンを身体いっぱい浴びたくて、なんならいっそキャンプでも良かったのですが、奇跡的に宿が一室空いていたので、10年ぶりぐらいに奥多摩に出掛けてみました。

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昼間しっかり飲んで、新宿から鈍行電車に乗り、爆睡すること1時間半。青梅駅より先の御岳駅を降りて徒歩1分で宿に到着。近っ!

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渡り廊下を抜けて裏門をくぐれば
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そこはなんと御岳渓谷の大自然!ちょっとなに、このアクセスの良さ!気に入った!!この辺で別荘に手頃な空き家はないものかただ今検索中。

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大正14年創業の料理屋から始まったこの宿は、日本画の巨匠、川合玉堂もひいきにしていたそうで(看板の俳句と書は本人のもの)、木造の廊下はミシミシ鳴り、階段も急で、ちょっとした修学旅行気分が味わえました。山から水を引いているとかでシャワーの出も悪く、ゴミを減らすためティッシュも置いていない。人にはけしてお薦めできないけれど、私がこの不便さを心地よく感じたのは、古くても手入れが行き届き、部屋から絶景が望め、山と川の幸を活かした会席料理とご主人の人柄が気に入ったからでした。

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これはご主人の書

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翌朝、宿を後にし、多摩川沿いの遊歩道を歩くこと15分。

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「澤乃井」の小澤酒造に到着。

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蔵元見学の後は、多摩川のほとりに広がる「澤乃井園」という庭園でモツ煮、味噌コンニャク、蕎麦などをアテに、「きき酒処」から調達したお酒を飲み比べ(常時10種類用意)。

澤乃井は中硬水と軟水の二つの湧水を持っているため、お酒のタイプが実に幅広く、野菜料理から、豆腐料理、地元の川魚や山葵漬けまでどんなものでも愉しめそう。

2013 GW 家賀

澤乃井園にはバーベキュー席もあり、これからの季節最高ですよ!あー別荘ほしい。

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ちょっと前の出来事になりますが、銀座の某和食店でローヌ池田さんのワイン会がありました。興味深かったので忘れずに記録しておくことにします。

池田さんは料理との相性にうるさい方なので、いつも安心して参加させていただきます。今回も和食ということで、下記のワインを持ち込まれたのですが、ヴィンテージまで完璧。

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上品な前菜に、まずはラヴノーのシャブリ 1er モンマン2002。ミネラルは旨味を引き立てる。

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私も以前、鉄っぽいシャサーニュ白98を鮪に合わせましたが、シャーヴのエルミタージュ・ブラン1998も実によく合う。甘い焦げ感と塩辛いほどのミネラルは、まるで塩キャラメルを思わせる。今まで飲んだ同ワインの中でも、かなり好きなヴィンテージ。

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和出汁を上品に煮含めたた白アスパラ、その頭と下の部分ではっきり相性ワインが分かれたことに、私と池田さんは驚き盛り上がった。こんなことで盛り上がれる人は他にいないので、今後ともよろしくお願いします。頭はもちろんエルミタージュ・ブラン。

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ローヌの2000年はそれほど良くないけれど、この穏やかな味わいこそ和食に相応しい。
エルミタージュ ル・グレアル 2000(マルク・ソレル)

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おまかせコースのメインは極厚霜降り黒毛和牛のすき焼き。霜降肉は一切れだけでギブアップ、肉汁がしみ込んだ新玉ねぎを担当していたら、「この後、玉ねぎ使うから残しといてね」と言われ出てきたのが・・・

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「和風ハッシュドビーフ」

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ちょうどその時、偶然にもお店に知り合いの方がいて、珍品を持ち込まれていたので、物々交換していただき、ハッシュドビーフとこれまたベスト・マリアージュ。ソノマのロキオリにロゼがあったとは!品種は勿論ピノ・ノワール。(昔のカリフォルニア旅行記はこちら)。フランスと違って甘辛い肉やスパイシーな料理に威力を発揮するカリフォルニアのロゼ。ワインは料理あってなんぼです。

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三軒茶屋「赤鬼」

珍しく10歳下の男子と飲むことになり、ちょっと大人ぶって日本酒専門のシブい居酒屋へ連れて行った。ここは100種類以上の日本酒を取り揃える名店で、予約を取るのに一苦労。料理は正直普通ですが、珍味が充実しているので酒飲みには十分。

で、来てみてビックリ。ここの日本酒リストは生酒が主体だった。フルーティーで甘い香りの生酒はあまり得意でない私、アルコール度数高い原酒も最近は水割り・お湯割り、ロックで飲むことを覚えた。「遊穂」や「臥龍梅」など、中には好きなのもあるのだけど…。

伊達マスクをして屁理屈をいうおばちゃん一人を除けば、サービスも良く陽気な居酒屋。私も伊達マスクしたら強くなれそうな気がした。

ここでしか飲めない十四代のレアもの多数。しかも安い。最後は貴醸酒で締めた。

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赤鬼
東京都世田谷区三軒茶屋2-15-3
TEL 03-3410-9918



三宿「金多楼 (きんたろう)」

池尻大橋駅から徒歩10分の住宅地にひっそり佇む、親子で握る小さな鮨屋。質の良いツマミと握りを良心的価格で提供する。一見客には若干落ち着かない昔カタギな大将も、鮨を握る頃には気さくな人柄が見えてきて、また次も大事に通ってみたくなる。誤って画像を削除したけれど、おぼろをかませた小肌が絶品。

金多楼 (きんたろう)
TEL 03-3413-4339
東京都世田谷区三宿2-11-35 

※文末にお知らせがあります。

多種多様なリースリングの魅力と、愛好家の輪を広げる恒例イベント「第6回 Riesling Ring Tasting 2014」が、先週の金曜日パレスホテルで開催されたので、今年も張り切って参加してきました。

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今アメリカを中心にリースリングがブームですが、仕掛けたのは「Summer of Riesling」という活動の発起人であり、NYのワイン業界で有名なポール・グレコ氏で、来日された氏の熱いスピーチを聴きながら試飲しました。参加者の皆さんは「Summer of Riesling」のフェイク・タトゥーをされたり、例年以上に盛りあがったみたいです。

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各国から約200種類のリースリングが集結。ヴィンテージについて、2012は少し華奢で酸味が目立つ印象。アルザスワイン委員会のブースで特にそう感じました。ドイツも辛口の場合は、生産者を吟味する必要がありそうです。ゼルバッハ・オスターのQbA辛口2012(飯田)は2千円ほどですがよく出来ていました。

2011年はバランス良くまとまって今楽しめるものが多かったように思います。2010は長熟ワインが多く、2009年産がほの甘だったツィント・フンブレヒトのランゲン・ド・タン クロ・サン・ユルバンも、2010年産は力強い辛口に仕上がっていました。ドメーヌ・メルシオルのフランクシュタイン2010もすごいポテンシャル。

アンソニー・ロードや、ハーマン・J・ウィーマーなど、今年もGO-TO WINEのNY産ドライリースリングが話題を集めていました。Vin Gohanでもお世話になってるNZワイパラ・ヴァレーのペガサス・ベイ(ヴィレッジ・セラーズ輸入)はいつ飲んでも美味しいです。NZ産ではラック・コーポレーションのリッポン(セントラル・オタゴ)やピラミッドヴァレーヴィンヤード(マールボロ)も目を引きました。

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このイベントの第二部(一般の愛好家対象)人気投票で選ばれたワインが、2014年5月7日(水)~11日(日)三越伊勢丹で販売されるそうです。ドイツ・モーゼルの生産者アダムのオルツリースリング・ドローナー2012(ラシーヌ輸入)は人気ありそうだなと予想しています。

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<お知らせ>
第10回記念ドイツワインフェストが下記の通り開催されます。当日は私も注ぎ手としてお手伝いさせていただきます。今回は定員を越える応募が予想され、参加は抽選(発表は5月半ば)になるかもしれませんがご興味ある方は是非。

第10回記念ドイツワインフェスト
2014年5月31日(土) 14時~16時
場所:ドイツ大使館内
詳細、ご応募はこちら 
 

私がウクレレを始めたと言ったら、心ない周囲のオジサンたちは「ウクレレ漫談やって!」と言います。

そもそもリアルタイムで知りませんしー。年配の人にウケるのかと、先日の結婚式でやってしまったけど、イマイチだったしー。 

どうやら皆さんウクレレを誤解してます。だから今日ご紹介する動画を是非聴いてください。お願いします!

ハワイ出身のイケメンで、ウクレレ界のスーパースター「ジェイク・シマブクロ」(PC閲覧は音が出ます)はあまりにも有名ですよね。ウクレレの神様と言われるオータサンもハワイ出身ですが、もっと身近な日本の方の動画をいくつかご紹介します。

まず名渡山遼さんの「君をのせて」(ジブリ映画『天空の城ラピュタ』主題歌)をお聴きください。この哀愁漂うウクレレの旋律を是非。
https://www.youtube.com/watch?v=-OPh8mgypYo&feature=youtube_gdata_player
 
イワオさんのボサノバ「イパネマの娘」もおしゃれ過ぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=wR9MB2ypwUU

こんな楽しいジャカソロを弾くかどさんという人もいるんですよ。キヨシ小林さん作曲の「ミズタマリ」をアレンジされたのがこの曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=t0tB5emiIRw

あんまり多いと、きっと聴いてもらえないので、今日はこの辺にしときますね。

ちなみに今私が練習しているのが、この方の弾いている「イパネマの娘」です(楽譜はこちら
まだミスが多いので完璧に弾けるようになったら私の動画もUPしますが、まずはお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=DKqfl0K9Cxw

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いかがでしたか?とても味のある楽器でしょ。
漫談なんて言わないでね、オジサンたち!

SONYのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7」を使い始めて二ヶ月になります。以前のNEX5に比べるとかなり重いけど、毎回驚くような画質を見せてくれるので、どこへでも持ち歩いてます。

こないだの結婚式の写真もそうですが、料理やワインだけ撮っていたのではあまりに勿体ないカメラ。先日、実家の庭を撮ってみて、こんなにも実力を持て余してたのかと、ようやく気付いたのでした。

ごめんよα7。なんちゃってカメラ小僧にもらわれたあんたが不憫だよ、あたしゃ。

ご覧ください、母が育てたこのシンビジュームの画像を。自然界の赤が実物以上に鮮やかにリアルに際立っています。

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下の三つはすべてクリスマスローズという品種で母のお気に入りだそう。追憶、慰め、という寂しい花言葉は、毒性の植物だからか。それとも下を向いているから?このカメラは、まるで花と対話をしているかのようです。

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今月開催のVin Gohanで、五反田のビストロ「ボノミー」を会場に使わせていただくのですが、その姉妹店であるワインバー「エシェゾー」が、長い休業を経て、2013年末、ワインバー「オ・コントワール・エシェゾー」としてリニューアルオープンしました。

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“「五反田でちょっといいワイン」がコンセプトで、フランスワインを中心に約600種を新価格で提供” と聞いてすぐに飛んで行こうとしたのですが、スタンディングバーと聞いてオバチャンは今まで尻ごみしていました。

ところが先日、近くまで行く用事があったので覗いてみたら、あるじゃないですかイスが! 

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聞けば、スタンディングはお客さんに不評ですぐにイスを設置したのだそう。でしょうねぇ、美味しいワインは座って飲みたいもん。広い店内にはワイン樽のテーブルがゆったりと配置され、照明も落ち着いていて、立ち飲みにはちょっと贅沢過ぎますって。

この日はヴォルネイ 2009 / ジャン・クロード・ボワセをグラスで2杯注文(グラス赤白各5種類、1,000円前後)。気の利いたツマミもあるし、OLなら仕事帰りしょっちゅう来ちゃうな。

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そうそう昨年末、Vin Gohanの忘年会をさせていただき、参加者の皆さんに好評だった学芸大学「イグレック」 は閉店し、シェフとソムリエは広尾「アッカ」の跡地に今年3月オープンした「ポンテ・デル・ピアット」にいらっしゃるようです。イグレックを気に入っておられた方から問い合わせがあったのでお知らせしておきます。

オ・コントワール・エシェゾー
東京都品川区西五反田1-4-4 B1F
tel 03-5435-9979

ポンテ・デル・ピアット
東京都渋谷区広尾5-19-7
tel 03-3473-0707

先日、六本木「万徳」で、Vin Gohan 「熟成ポムロール×すき焼き」を開催させていただきました。
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<メニュー>
熊本直送さくら刺身
海老とホタテのマリネサラダ
宮崎地鶏もも焼き
万徳チキン南蛮 タルタルソース添え
地鶏3種のすき焼き:宮崎地鶏、名古屋コーチン、比内地鶏

<ワイン>
Pinot Bianco Vorberg Riserva 2011 Terlano 
Chardonnay Kreuth 2010 Terlano
Ch. l'Evangile 1993
Ch. La Conseillante 1993
Ch. L'Eglise Clinet 1993
Ch. Petit Village 1982
Ch. Trotanoy 1983

グリコーゲンと不飽和脂肪酸が豊富で、さっぱりとした肉質の馬刺しは、白ワインと相性が良い。まずはイタリア、アルト・アディジェの白と馬刺しとのマリアージュからスタートしました。世界的にも珍しい石英班岩の土壌から造られるミネラル豊かなテルラーノの白ワイン、特にヴォルベルグのピノ・ビアンコが素晴らしい。
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宮崎地鶏の店なので、定番「炭火焼き」や「チキン南蛮」も注文しましたが、今回の目的は勿論「地鶏のすき焼き」。六本木「万徳」の上品な割り下でいただく「地鶏のすき焼き」には、果実味が穏やかでしっとりとした趣の熟成ポムロールがよく合います。意外な驚きをもって、皆さんからご好評をいただきました。1993年は雨が多い年。9月から天候が崩れましたが、早熟のメルローはそれまでに熟したようです。
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以前、ポムロール好きのソムリエもおっしゃってましたが、抜栓のタイミングがつくづく難しいワインだと思います。82、83は直前でいいのですが、93は(一人グラス一杯なら)早くても一時間ぐらい前に抜栓するのがいいと思います。今回、移動と搬入の関係で93も直前に開けましたが、グラスに注いで5分もすれば徐々に開き始めます。
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異なる土壌が混在するせいか、熟成に入るとなかなか本性を現さないレヴァンジルも、30分後には柔らかなトリュフ香が出始めました。1956年の大冷害で、多くのシャトーがブドウ樹を植え替えする中、蘇生を見守ったレグリーズ・クリネは濃密でこっくりとした味わい。レヴァンジルもレグリーズ・クリネも、まだまだベールをまとったような印象ですが、コンセイヤントだけはベールからしなやかな手足の指先まで透けて見えるかのようで、土壌の違いが明らかでした。
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二年前に飲んだトロタノワ83に感じた、壮麗かつ官能的でビロードのように滑らかさは、今なお面影を留めていましたが、やはり82ヴィンテージは凄かった。プティ・ヴィラージュ82は、見事な均整、甘く充実し、凛と上を向いた清々しい味わいは、明日への活力をもたらす命のお酒だと感じました。こうきたか!ポムロールますますやめられない!

<おまけ>
このワイン会の前に、自宅でグラスの準備をしていたら、棚の一番上に収納していたワイングラスが倒れて割れ、その破片が自分にめがけて落ちてきました。幸い、ツラの皮が厚かったのか、ほっぺに刺さった小さい破片を取り除いたところ外傷なし。ところが、腕に深くガラスが突き刺さり(ピンクの組織が見えるほど)、1cmほどパックリ切れてしまいました。縫うほどでもないし、跡が残りそうでどうしようかと、いろいろ調べていたら、キズパワーパッドなる特殊な絆創膏があることを知りました。

子供の頃、怪我をしたら消毒して乾かしてカサブタにして治すのが当たり前だと思っていました。ところがこれは、「キズ口を清潔にし、そこから出る体液(滲出液)を保つことで痛みが少なく、キズを早くきれいに治す」のだそう。体液(滲出液)にはキズを早くきれいに治す力があるから、キズ口を乾かさないことがとても大切らしい。
※カサブタが出来てしまってからは使用できないなど、使用方法を誤ると悪化することもあるようなので、使用の際には説明書をよくお読みください。

1枚およそ80円ぐらいする、この高級な絆創膏を早速貼ってみたところ、四日目の今日、いつにない早さでキズが治っていくのを実感しています。 負傷した翌日、遅いかなと思いつつも、まだ体液が出ているのでいちかばちか試してみて良かった。メルローもキズも適度な潤いが必要なのね、と思った今日この頃でした。

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季節はずれの寒波に見舞われた先週の日曜日、徳島県の「グランドエクシブ鳴門」で弟の結婚式がありました。新婦の出身地が徳島県なので、瀬戸内海を一望できるこのホテルを選んだそうですが、偶然にも一年前、私たちは家族でここに泊まりに来ており、まさかこんな日が来ようとは夢にも思っていませんでした。

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当日は朝から雨模様でしたが、式が始まる頃には二人の門出を祝福するかのように、青い空と瀬戸内海の絶景が目の前に広がりました。

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私より二つ下である40歳の弟は、29歳の若い嫁さんをもらいました。なんという幸せ者!

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二人のアイデアと真心のこもった温かい披露宴に、いろんな事を教えられた気がしました。

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この翌々日、新婦の大好きなおばあちゃんの誕生日だったので、こんなサプライズも飛び出しました。

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EXIVのウエディングは料理も良かった。オマール海老、フォアグラ、鮑、黒毛和牛など、シャンパンとワインも進みました。

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さて、結婚式のちょうど一ヶ月前にウクレレを購入し、猛練習でこの日に臨んだゆりブーは、「あまりに無謀過ぎる!」という先生の忠告を無視し、ウクレレをかついで披露宴会場に乗り込みました。

先生の言う通り、実力の半分しか出しきれなかったものの、ソロ2曲を何とか無事弾き終えました。そしてメインに用意していた難しいソロ曲「卒業写真」を急きょ、長渕剛の「乾杯」弾き語りに変更したのですが、な、なんと!歌い出しから、自分の歌に号泣するという目も当てられない事態に!ポロンポロン弾きながら号泣する痛々しい姿に、周囲の涙を誘ったようで、何とも消化不良なデビューとなりました。

前日の打ち合わせ通り、父から「アンコールッ!」のかけ声が上がり、即興でウクレレ漫談までやる図太い神経に、ジャズのベーシストをやってた弟の友達が「姉ちゃんほんま凄い度胸やけど何者!?」と言ってたらしい。あっしは、ただの通りすがりのウクレレ侍です。

泣き笑いのウクレレ漫談でご満悦のゆりブー(身内にしかウケてなかったらしい)。
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結婚式の数日前から、姉にまとわりついていた幼少期の弟の幻影が離れませんでした。数年前から弟とよく意見の衝突というか、少し距離を置く関係が何年も続き、ちょっと冷めた兄弟だった気がします。でも結婚するにあたり弟はすごく成長しました。それが嬉しくもあり寂しくもあり、涙の理由かもしれません。

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しめっぽくなったので、最後に華やかな画像で締め括りたいと思います。徳島県では、結婚式の前日に衣装を着替えて撮影する「前撮り」という風習があるそうです。100枚近く撮影した中から数枚選ばせていただきました。若いし背もあるからドレスがよく映えます。

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ステラ・デ・リベロの斬新なドレス。いいアングルです。

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最初は照れていた弟も・・・

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最後はもうノリノリ!

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いつまでも仲良く幸せになってください。

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吉田 ゆり
元ワイン料理研究家・コラムニスト。約20年住んだ東京から2014年出身地大阪に移住したのを機に株専業に。自然食にも目覚める。2018年4月東京でウクレレの初ライブを開催。

新ブログ「吉田ゆりの毎日」も是非どうぞ!
※Twitter始めました→https://twitter.com/yurimainichi
※Facebookもやってます、フォローしてね。
 
メールアドレスmaido00kini.yuri*gmail.com 
(*を@に変えて送信してください)。



《ワイン料理研究家としての経歴》
・ソムリエ&料理人として渋谷でワインサロン運営(2011~2013年)
・YOMIURI ONLINE (読売新聞)コラム『三度の飯にワイン』連載(2013年3月まで)。
・ワイン&料理相性研究「Vin Gohan(ヴァンごはん)」主宰。「Vin Gohan(ヴァンごはん)」とは、“Vin=ワイン”,“Gohan=料理”からなる造語で、ワインと料理の相性をテーマにしたワイン会を80回ぐらい開催。


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